2009/07/29

TOKYO MXの「5時に夢中!」に夢中?



デジタル放送に移行するまではTOKYO MX自体の存在さえ知らなかったので、大型の液晶テレビに買い替えてもチャンネル登録さえしていませんでした。
数カ月前、友人Aから「5時に夢中!」の月曜日の「おママ対抗歌合戦」が面白い・・・と聞いて、試しに観てみたところ見事にハマってしまったのでした。

5時に夢中!」は、月曜日から金曜日の午後5時からの1時間の(危険な!)生放送で、まともな仕事をしている人には、まず観れない時間帯であります。
自分は”連ドラ予約録画”をして、毎日欠かさず観るようにしています。
司会は、あの逸見政孝のご長男である”逸見太郎”なのですが、父親の顔に泥を塗るような仕切りの悪い司会っぷり・・・薄っぺらいコメントや自分の性癖の告白など、なんとも寒々しいのです。
36歳という年齢のわりに鉛色の不健康そうな肌をしているのは、メイクのせいか、夜な夜な麻布辺りで夜遊びのせいか・・・?二世タレントの二流な王道をまっしぐらです。

女性ふたりのコメンテーターが日替わりで出演しているのですが、その顔触れが全国ネットでは「ちょっと」という感じの強者揃いで、このメンバーを生放送で出演させていること自体が「5時に夢中!」の一番の見どころでもあります。
中でも月曜日、水曜日、木曜日が自分のお気に入りです。月曜日のマツコ・デラックス(巨漢の女装コラムニスト)と若林史江(株トレーダー)は、逸見太郎の仕切りの悪いフリに常にムカついているようで、スタジオの冷たい空気から感じられます。水曜日の中村うさぎ(コラムニスト)と倉田真由美(だめんず漫画家)は、生放送で言いたい放題で、プライベートを売りにしてきた中村うさぎの暴走が見どころです。
木曜日は岩井志麻子(ホラー作家)と中瀬ゆかり(週刊新潮)で、岩井志麻子の「エロおばはん」っぷりが、本人の書くホラー並の恐怖を感じさせます。
毎回ペニス型のネックレスをしているというのは「何を考えているんだ!」って感じです。
基本的に司会者の逸見太郎は、これらのコメンテーター達から、ダメ出しされっぱなしであることは、説明するまでもありません。

番組の流れのメインとして「夕刊ベスト8」というコーナーが毎日あり、夕刊からピックアップされたその日の話題をコメンテーター達が自由に語るという仕切りなのですが、ベスト8のランク付けが全国ネットでは取り上げないような”エロコラム”などをピックアップするところに、この番組の(良い意味での?)センスの悪さを感じます。
また、黒船特派員という名目で欧米系イケメン風男性アシスタントのコーナーがあるのですが、月曜日の「おママ対抗歌合戦」は、都内の飲み屋のママに半生を語らせてカラオケを競わせるコーナーなのですが、テレビ向きでない見るに耐えれない場末っぷりにヒヤヒヤさせられます。
水曜日の特派員ポールは、女社長に直撃するというコーナーを担当しているのですが、彼のやる気のなさげな冷たい態度は、この番組のアシスタント的な立ち位置に於て、まっとな態度としか思えません。

TOKYO MXの中でも”場末指数”の高い「5時に夢中!」はツッコミどころ満載・・・全国ネットのワイドショーに見飽きた方にオススメしたい番組です!

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