2018/05/19

プライベートのジョーン・クロフォードの姿に最も近いと言われる”おキャンプ”な主演作・・・嫌われ者の”女王蜂”を抹殺して屋敷を乗っ取る若き”女王蜂”!?~「クィーン・ビー(原題)/Queen Bee」~


ジョーン・クロフォードが主演作の中で最も自身に近い役柄を演じたというわれるのが、その名もズバリ「クィーン・ビー(原題)=女王蜂/Queen Bee」という1955年のメロドラマであります。「親愛なるマミー/ジョーン・クロドードの虚像と実像」を書いた養女クリスティーナ・クロフォードによると、あまりにも役柄が普段の姿に近いことに衝撃を受けて、本作の上映途中で退場してしまった逸話もあるほどなのです。


低予算の映画が多い1950年代のジョーン・クロフォード主演作品の中では比較的制作費をかけた本作は、1949年に発表されたエドナ・L・リー著のロマンスノベル「The Queen Bee」を原作としており、その映画化権はジョーン・クロフォード自ら得ています。「自分が主演すること」「映画制作スタッフの選択権(「ミルドレッド・ピアーズの脚本家だったラナルド・マクドュガルの監督デビュー作となった)」「衣装/メイク/ヘアーの完全なるコントロール」を条件に、コロンビア映画へ売却したというのですから、映画会社だけでなく本人的にも肝入りの作品でもあったわけです。ジョーン・クロフォードはとっかえひっかえ豪華な衣装につつみ、陰影が美しく奥行き感のある構図が印象的なフィルムノアール映画としての完成度は高く・・・本作は1956年度アカデミー賞の撮影(白黒)と衣装部門でノミネートされています。


ジョーン・クロフォードが演じるのはジョージア州の大きな屋敷を仕切るエヴァという女性・・・美しくて気も強く、毎朝完璧に身支度をして、身の回りの人々をコントロールするというジョーン・クロフォード自身そのままという役柄です。なお、本作でイブニングドレス姿で階段を下りるシーンは「愛と憎しみ伝説/Mommie Dearest」でも印象的なシーンとして再現されています。

エヴァの夫アヴェリー(バリー・サリヴァン)は、南部の上流階級出身で一族は工場主・・・顔に深い傷があり、一族からは「Beauty(ビューティー)」という皮肉なニックネームでで呼ばれています。1日中飲んだくれているアル中で、とにもかくも妻であるエヴァを憎んでいるようなのです。屋敷には、アヴェリーの妹キャロル(ベッツィー・パルマー)も暮らしており、工場の運営をしているジャッド(ジョン・アイルランド)と結婚を前提に付き合っています。


未亡人だった母親を失い一人っきりになったエヴァの姪っ子のジェニファー(ルーシー・マロウ)が、エヴァからの招待でシカゴから、この屋敷に引っ越してくるのが、本作のはじまりです。ジェニファーが屋敷に到着した時、客人として屋敷を訪れていたのは、名家出身のスー(フェイ・レイ)という女性と彼女の弟タイ(ウィリアム・レスリー)・・・そこへエヴァが帰宅するのですが、彼女が応接室に入って来るや否や部屋の空気が張りつめます。夫のエヴァリーはもとより、義理の妹のキャロルもスーもエヴァのことを、あからさまに嫌っているようです。実は、スーは元々エヴァリーの結婚相手だった女性・・・式当日にエヴァリーがエヴァと駆け落ちしたため、花嫁姿で待ちぼうけを食らったという因縁があったのです。それ以降、頭がちょっとおかしくなってしまったらしく(?)ジェニファーを幼馴染みの娘と勘違いしてしまいます。


屋敷の中で孤立しているエヴァに同情心を感じつつ、自分を引き取ってくれたエヴァに感謝しているジェニファーは、憧れも抱いているエヴァのパーソナルアシスタントの役割をかってでるのです。ある日、タイがジェニファーをデートに誘いたいと、エヴァに許可を求める電話がかかってきます。デートの誘いにエヴァの許可を得ることに違和感を感じたジェニファーは玉の輿にも関心がなく、タイの誘いに乗り気にはなれません。しかし、エヴァから強く肩を押されて、セクシーなドレスを着てデートに出かけることにするのです。デート当日、アヴェリーとジャッドは、着飾ったジェニファーを皮肉まじりに見送ります。


その日、屋敷にジャッドが泊まることを知ったエヴァは、仮病を装ってまで友人との夕食会をキャンセル・・・実は、ジャッドとエヴァは10年ほど前に男女の関係にあり、アヴェリーをエヴァに紹介したのもジャッドだったのです。名家一族の娘であるキャロルと結婚をして、ジャッドは逆玉に乗ろうとしているのではないかと疑惑をもつエヴァは、キャロルとの関係を好ましく思っていません。また同時に、男性としてジャッドを忘れられないエヴァは、ジャッドを再び誘惑しようとするのです。電話のコードをジャッドの首に巻くシーンは、エヴァの支配欲が感じられます。


その夜、ジャッドはキャロルとの婚約を家族の前で電撃発表・・・デートから帰宅したジェニファーをにこやかに迎えながらも、エヴァの苛立ちは抑えられません。真夜中に、ジェニファーはエヴァの息子テッドの鳴き声で起こされます。テッドをあやすキャロル曰く・・・エヴァの運転する車に乗って大きな山に向かっている夢を毎晩のようにみて、テッドは泣き叫ぶというのです。キャロルは屋敷の図書館でみつけた本に書かれていた女王蜂について語り始めます。そして、エヴァは自分に歯向かう者を抹殺する”女王蜂”のようだと忠告をするのです。ジェニファーは、何故、皆がエヴァを悪くいうのか理解できません。


ジェニファーが寝室へ戻ろうとした時、暗い応接室へ忍び足で入るエヴァの姿を見かけます。ソファにはジャッドがおり、やがて二人は口論を始めるのです。ジャッドはキャロルとの婚約発表を機に、エヴァとの関係を完全に解消したいのですが、そう簡単にエヴァは諦めません。そんなエヴァを病気に例えて、今はウィルスの免疫があると拒絶するジャッド・・・エヴァは「必ず後悔させてやる」とタンカを切ります、その一部始終を盗み見していたジェニファーは、エヴァがこの屋敷の”女王蜂”であることを理解するのです。


翌日、エヴァは精神科医を自宅に招いて息子テッドの悪夢について相談・・・エヴァの美しさに惑わされた精神科医は、テッドが夜泣きする原因はキャロルの甘やかしにあると、エヴァにとって都合の良い診断を下してしまいます。それを聞いてエヴァは、すぐさまキャロルの寝室を屋敷の別棟に移動させるようとするのです。ジャッドと結婚して屋敷を出るのだから、今すぐ部屋を移さなくても・・・と言うジェニファーに、エヴァは「本当に結婚するかしら?」と微笑みます。


勝手にキャロルの部屋に入ったかと思うと、ヒステリックに片っ端から調度品を投げ倒すエヴァ・・・アヴァリーと駆け落ちして結ばれて玉の輿にのったものの、保守的な南部の上流階級で”よそ者”扱いされ続けた疎外感から、キャロルに敵対心を募らせていたのです。長年の孤独感を涙ながらに訴えて、血縁者であるジェニファーを屋敷に招いたのも、自分の味方になってくれる人が欲しかったからとエヴァは告白します。そして、屋敷を出たいというジェニファーを、エヴァが今までしてきた経済的援助などを理由に引き止めるのです。


アヴェリーの無関心がエヴァの疎外感を生んでいると感じたジェニファーは、アヴェリーの部屋を訪れます。その場限りの火遊びだったのに、エヴァが強引で別れられずに結婚したんだと告白するアヴェリー・・・酒に溺れていたののも、エヴァと向き合うことを逃げているからかもしれません。酒に逃げずに一族の長としての役目を果たすようにと意見するジェニファーを、アヴェリーは抱き寄せてキスします。お互いの秘められた恋心が、目覚めたのかもしれません・・・。


アヴェリーは家族を集めて、キャロルとジャッドはすぐにでも結婚すべきだから、今度の日曜日に結婚式をすると宣言・・・それ聞いて祝福するジェニファーの頬を、エヴァは苛立ちのあまりひっぱたくのです。エヴァが気に食わないのは分かりますが、唐突の暴力にはただあっけにとられます。


その夜、アヴェリー、キャロル、ジャッドが、ささやかな結婚祝いのディナーをしていると、エヴァが割り込んできて「パーティーは女にとって戦場だから」と、ジャッドにパーティーの会場まで車で送るように要求します。エヴァが支度をしている間、アヴェリーはジャッドにエヴァとの過去の関係をキャロルに話すのかと尋ねずにはいられません。ジャッドはアヴェリーが妹の幸せを願い、真実を話してしまうのではないかと疑っているのです。


その夜遅く、キャロルはジャッドと暮らす家の設計図を広げて、ジェニファーと楽しくおしゃべりしています。そこへ、エヴァがパーティーから帰宅・・・設計図を踏みつけて、キャロルにジャッドの過去の女性関係について語り始めるのです。「ジャッド本人に確認すれば?」と脅しながら、男女の関係をもっていたのは”暗”に自分だったと、キャロルに暴露してしまいます。憤るジェニファーに、明日にでも屋敷を出て行けと言い放つエヴァ・・・ジェニファーは屋敷に残ると言い返すのです。


翌朝、ジャッドとジェニファーがキャロルを探して馬小屋に入ると、そこには梁から首を吊ったキャロルの姿があります。エヴァとジャッドの関係を確信したキャロルは、自ら命を絶つことを選んでしまったのです。化粧台の前で訃報を聞いたエヴァは、フェイスクリームを鏡に塗りたくりながら嗚咽します。ジョーン・クロフォード本領発揮の”やり過ぎ”演技炸裂です。


キャロルの死後、エヴァは規律に厳しい乳母を雇い、子供たちも管理するようになります。ジェニファーは積極的に子供たちと接して、子供たちの心を癒そうとするのですが、エヴァにはおもしろくありません。一方、アヴェリーはジェニーに意見されたことで、一族の工場の経営にも積極的になり、以前のアル中だった時とは違って仕事や家庭のことにも熱心です。乳母の乱暴な叱り方を目の当たりにして、即クビだと言い伝えると、乳母はアヴェリーとジェニーの不適切な関係をエヴァに告げ口してやると、まったく怯みません。

乳母をアヴェリーの独断で解雇しようとしたことは、当然のことながらエヴァの逆鱗に触れてしまいます。もしも、離婚しようなんて考えているならば、ジェニーとの関係を法廷で訴えるというのです。法廷では、乳母は重要な証言者となるだろうし、エヴァ自身が何を語るかはスキャンダルになるに違いないと脅します。アヴェリーのエヴァへの憎しみは、この時を機に殺意に変わるのです。

キャロルの死後、屋敷から遠ざかっていたジャッドは、工場の仕事を辞めてニューオリンズへ引っ越すことを決意し、仕事の整理のために久しぶりに屋敷を訪れていたのですが・・・そこで、キャロルにエヴァと自分の過去の関係を話したのは、アヴェリーではなくエヴァだったことをジェニファーから伝えられます。ジャッドはエヴァへの復讐を誓うのです。


この頃から、アヴェリーはエヴァに対して愛情が甦ったように振る舞い始めます。妻から信用を得たところで、交車の事故を起こして無理心中しようというのがアヴェリーの計画なのです。夫の態度の変化に戸惑いながらも、2度目のハネムーンが来たと歓びを隠しきれないエヴァ・・・アヴェリーから高価なジュエリーをプレゼントされて機嫌の様子であります。アヴェリーの愛情を再び勝ち得たエヴァの変化は噂になるほどになり、ジェニファーは自分が屋敷に滞在する意味はなくなったと、今度こそ本当に屋敷を出ることを決意するのです。

ジェニファーの屋敷での最後の夜・・・大雨にも関わらず、アヴェリーはエヴァを連れ立ってパーティーに出かける予定になっています。アヴェリーが顔の傷を負うことになった車の事故もエヴァが同乗していたことから、ジャッドは不穏な気持ちに襲われて屋敷にやってくるのです。アヴェリーの計画を確信したジャッドは、エヴァをパーティー会場に自分が運転すると言い出して、エヴァだけを誘い出します。


車内で、アヴェリーが無理心中の機会を伺うために、愛情が甦ったフリをしていたことを暴露するジャッド・・・運転中のジャッドにエヴァがつかみかり、ジャッドはハンドル操作を誤って車は崖から落ちてしまいます。二人の後を追ってきたアヴェリーは、燃えさかる車を、ただ見つめるのです。警察から交通事故について呼び出されたアヴェリーに付き添うのは、屋敷を去るはずだったジェニファー・・・二人を阻むモノはもうありません。暗い屋敷から外に出ると、空は輝くほど晴れ渡っています。


原作の小説は未読ですが・・・本作の筋は、ジェニファーが様々な障害が乗り越えて、叔母の夫と結ばれるという略奪愛の物語でもあります。”女王蜂”と比喩されるエヴァは、二人の愛を阻む”邪魔者”なのかもしれません。ただ、本作はジョーン・クロフォード主演が条件での映画化であったため、エヴァというキャラクターに焦点をあてることは絶対的な映画化の条件だったのです。実際、ジェニファーを演じるルーシー・マロウは、それほど華がある女優でもありません。

それにしても・・・エヴァは、それほど皆から嫌われるべきキャラクターなのでしょうか?見方を変えれば、エヴァは可哀想な女性でもあります。確かに、玉の輿にのる強引さとしたたかさ、義理の妹の婚約者となる男に執着したり、家族を高圧的に支配していたり、上から目線で意地悪で厭味ばかりだったり・・・決して”いいひと”ではないかもしれません。

しかし、夫だけでなく夫の家族や家族の友人たちからもよそ者扱いで疎外され続け、昔の男からは一方的に関係を断ち切られ、引き取った姪っ子には結果的に夫を奪われ、最後には殺されてしまうのです。二人の子供たちに対して愛情がないわけではありませんし、アヴァリーから愛情を示したならば女性的なかわいいところあったりします。観客がエヴァに同情を感じる間もないほど疎ましく感じてしまうのは、ジョーン・クロフォードという大女優の存在感と、お得意の”やり過ぎ”演技にあるのかもしれません。

逆に、純粋そうなジェニファーですが・・・エヴァの招待により屋敷に入り込み、誰からも好かれるように上手に立ち回って、最後には全てを手にするのであります。エヴァから信頼を得ることは容易かったし、結婚を応援することでジャッドからもキャロルから好かれていますし、名家出身のタイからは一目惚れされるし、アヴェリーの心も次第に虜にしてしまうのです。ジェニファーは自らの手を一切汚すことなく、屋敷の”女王蜂”であるエヴァだけでなく、ジャッドもキャロルさえも亡き者にして、一家の長であるエヴァリーに寄り添う存在として、新たな”女王蜂”として屋敷を乗っ取ったとも解釈できるのではないでしょうか?

そう考えると・・・本作は、1950年の「イヴの総て」の亜流作品とも言えるのかもしれません。ジョーン・クロフォード演じるエヴァはベティ・デイヴィス演じるマーゴ・チャニングに、ルーシー・マロウ演じるジェニファーはアン・バクスター演じるイブに重なるのです。ただ、いかにもメロドラマといったジェットコースターなご都合主義の展開と、登場人物たち同士(ジェニファー以外)が放つ厭味な台詞のやりとりによって、本作は立派な”おキャンプ映画”として成立してしまったのであります。


本作の撮影時、ジョーン・クロフォードはペプシ・コーラ社社長アルフレッド・スティールと婚約中で・・・結婚後は、ペプシ・コーラの広告塔として活躍することとなります。まだまだ女性の社会進出がアメリカでも珍しかった時代であったにも関わらず、1959年に夫が亡くなった後(1973年まで)元社長未亡人という立場で会社役員として、ジョーン・クロフォードは”女王蜂”の如くペプシ・コーラ社に君臨し続けたのです。本作のエヴァのようにジョーン・クロフォードも、ペプシ・コーラ社の他の役員たちから疎まれ続けた「嫌われ者」だったことは言うまでもありません。


「クィーン・ビー(原題)」
原題/Queen Bee
1955年/アメリカ
監督 : ラナルド・マクドュガル
出演 : ジョーン・クロフォード、バリー・サリヴァン、ベッツィー・パルマー、ジョン・アイルランド、ルーシー・マロウ、ウィリアム・レスリー、フェイ・レイ

日本未公開


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2018/04/02

3D対応テレビが市場から消えても”PlaySation VR”で観れば良いのだ・・・3Dブルーレイの「BEST」から「WORST」を「実写映画」「アニメーション」「ドキュメンタリー」「パフォーマンス」「クラシック立体映画」「3D再生映画」のジャンル別でリストアップ!


有機ELテレビやプレミアム4Kテレビの普及が進むなか、逆に消滅してつつあるのが3D対応テレビです。2010年に登場した3Dテレビは、2012年をピークに減少傾向にあるようで、家庭用テレビ市場は緻密な画質の4K(または今後の8K)や、有機ELという新技術のテレビに移行していき・・・いずれ3D対応テレビは市場から完全に消えてしまう運命にあるのかもしれません。

2016年10月13日に発売以降、ずっと売り切れ状態で入手困難だった”PlaySation VR”が、2017年10月14日にマイナーチェンジの新機種をカメラ同梱版で(実質的に5000円値下げ)発売しました。その後、VR対応/専用ゲームが次々とリリースされたり、先日(2018年3月29日)には販売価格がさら1万円値下げされて、いよいよソニーも”PlaySation VR”の普及に本気度を出してきたようであります。PLAYSTATION 4のヴァーチャル・リアリティ(VR)拡張機器ではありますが・・・VR対応のゲームだけでなく、3Dブレーレイの再生にも対応しており、目の前に巨大なスクリーンが現れて3D映像を観ることができるのです。

3Dテレビの場合、3Dメガネをかけてテレビの前で視聴するのですが、”PlaySation VR”の場合、装着した時の体勢を保てば、どんな姿勢でも視聴可能なので、仰向けに寝ながらでも3D映像を観ることができます。付属のイヤホンの音質がイマイチ(ヘッドセットの構造上、ヘットフォンが装着しにくい)という欠点も補うほど、視聴の体勢の自由は個人的にはポイント高いです。4Kの映像と比較すると明らかに低い解像度も、3Dブルーレイ視聴に限れば気になるほどではありません。構造上、複数の人数で視聴するには各自”PlaySation VR”が必要となるので、あくまでも一人で観る状況限定ではありますが・・・3Dブルーレイを視聴する環境として”PlaySation VR”はお薦めです。

自宅で3Dブルーレイを視聴する大きな利点として「字幕なし」という選択肢があるということがあります。劇場で3D映画を見る場合・・・「日本語吹き替え版」か「日本語字幕版」のどちらかになるわけですが、吹き替え版だと(実際の声を知っている)俳優が、日本人の声優の声になっているので、ボクは非常に違和感(アニメーションの場合は、それほど気になりませんが)を感じてしまうのです。また、字幕版だと一番手前に見えるのが”字幕”になってしまい3D映画の味を損なわれている気がするのであります。

数年前まで、海外で3Dブルーレイが発売されても日本では2D版しか発売されないことがありました。しかし、最近はアメリカ以外の国(日本とか)でしか3Dブルーレイが発売されないことが増えてきてはいるようで・・・ブルーレイという物理的なメディア自体が時代遅れになるアメリカ市場では、3D映像もネット配信へ移行しているので、ブルーレイディスクという物理的なメディアは、今後は4Kを売りにした”コレクター向け”商品となりつつあるのかもしれません。

ピーク時よりは減っているものの・・・そこそこの本数の3D映画は映画館で公開されています。しかし、3Dブルーレイが発売されるのは、初回限定版のみだったり、高価な4Kブルーレイとの抱き合わせだったり、ブルーレイの購入後に専用サイトから購入(MOVIENEX)しなければならなかったりします。また、3Dブルーレイの廉価版が発売されることも、それほど多くはありません。最近では、3Dブルーレイを店頭で扱わない店も増えてきているので、3Dブルーレイ観賞のハードルは高くなっていると思われます。将来的には、ほんの一部(評価が高いのに流通量が少ないなど)のソフトがプレミア化・・・それ以外は(視聴する環境がなくなくなるので)ゴミ化していくかもしれません。

一概に3Dブルーレイといっても様々なジャンルがあります。「実写映画」「アニメーション」「ドキュメンタリー」「パフォーマンス」「クラシック立体映画(1980年代以前に製作された3D映画)」「3D再生映画(過去に2Dで製作された作品を3D変換した作品)」「アダルト系」に大きく分けられると思うのですが・・・これらを同じ土俵で比較/評価することは難しいことです。そこで、それぞれのカテゴリー別にリストアップ(アダルト系は視聴したことないので除く)しようと思います。

あえて順位はつけたり点数や☆をつけませんが、リストの上からお奨め度合いが高い順とします。作品の内容ではなく、あくまでも3Dでの視聴に対しての評価で「EXCELLENT」「GOOD」「AVERAGE」「BAD」に分けています。なお、このリストは随時更新していく予定です。

**********実写映画**********

 

3D演出はCGによる特殊効果によることが多く、”実写映画”と”アニメーション”のボーダーラインは曖昧になってきているように思えますが・・・主要なキャラクターが人間によって演じられていて空間が実写で撮影されている作品を”実写映画”として考えられると思います。

2Dで公開することを前提として撮影されたものを、3Dにデジタル変換する作品も多いこともあり、変換技術の差によって3D映画としての出来の良し悪しがあるようです。ただ、年々変換クオリティは向上しているようで・・・あえて3D映画として公開されている作品/3Dブルーレイ版を発売する作品の3D効果は、より自然に、より効果的になってきているかもしれません。

EXCELLENT

アバター圧倒的な臨場感を感じさせる3D演出と舞台設定。
ヒューゴの不思議な発明物語の流れに自然で映画的に優れた3D演出。
ゼロ・グラビティ3Dでの視聴が前提で作られており空間演出が巧み。
アメイジング・スパイダーマン2メリハリのある視差と迫力ある3D演出。
ジュピター独特の映像世界が正統的な3Dで表現されている。
パシフィック・リムサイズ感や質感が伝わってくる迫力の3D。
マイティ・ソー バトルロイヤル視差が強く3Dを強調する見せ場が多い。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン細部に渡って3D感がある。
マッドマックス 怒りのデスロード3D変換で2Dよりも迫力のある映像。
白鯨との闘い細部にまで3D変換されている。
ドライブ・アングリー 3D強調した立体感とエグい3D演出。
オール・ユー・ニード・イズ・キル素早いカメラワークでも立体感がある。

GOOD

キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー細かく視差のある変換で目まぐるしいほど。

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル自然な変換と没入感のある3D演出。
アントマンサイズ感が3D演出によって際立っている。
ドクター・ストレンジ存在しえない空間を見事に3D化していている。
スター・ウォーズ/最後のジェダイナチュラルな変換ではあるが特出した3D効果には欠ける。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス全編に渡り自然な3D変換されているが単調な印象も。
マレフィセントかきわりっぽい変換ながら迫力の3D映画になっている。
ワンダー・ウーマン3Dが活かされているシーンがいくつもある。
バットマン vs. スーパーマン ジャスティスの誕生視差のばらつきはあるが目まぐるしいほどの迫力はある。
スパイダーマン:ホームカミング3D変換はナチュラルだがこじんまりとしたした迫力に欠ける3D演出。
キングコング:髑髏島の巨神3Dを意識した演出は多いが変換は平均的。
マイティ・ソー/ダーク・ワールド3Dが効果的なシーンがいくつかある。
ジャスティス・リーグ変換は十分だが3Dを活かした演出は多くない。
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー控えめの3D演出だが変換は自然な立体感がある。
センター・オブ・ジ・アース(北米版)極端に強い視差とクドいほどの3D演出。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー平均的な3D変換だが見せ場もある。
ファイナル・デッドブリッジエグい飛び出す演出が見せ場になっている。
ザ・ウォーク立体感を生かす場面は少ないが高所恐怖症には目がくらむ演出がある。

AVERAGE

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー平均的な3D変換で見せ場は多くはない。
インデペンデンス・デイ:リサージェンス視差を強調した派手な3D変換。
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日変換は自然だが3D映画としての見せ場は限定的。
アメイジング・スパイダーマン見せ場は少なめで3D効果も平均的。
スター・ウォーズ/フォースの覚醒基本2D映画ではあるが3Dが効果的な場面もある。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART23Dによって迫力が増しているシーンもある。
メン・イン・ブラック3ギミック的に3D演出が効いているシーンがある。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅空間の奥行き感は良いがCGにリアリティが乏しい。
スーサイド・スクワッド人物の立体感はあるがアクションシーンでの3D感が乏しい。
スター・トレック イントゥ・ダークネス変換による視差の強弱で3D効果に差がある。
スパイアニマル・GフォースCGは3D効果抜群だが実写は普通。
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1ソツのない3D変換ではあるが特化した場面は少ない。
カリフォルニア・ダウン演出はド派手だが3D効果の質はイマイチ。
トランスフォーマー/ロストエイジ迫力はあるが3D演出”も”安っぽい。
トロン:レガシー/3Dは仮想空間のみなのでリアルな質感に乏しい。
ブレードランナー2049 IN 3D変換は自然だが3D効果は乏しい。
アベンジャーズクライマックスのバトルシーンだけは迫力の3D。
スノーホワイト/氷の王国 3D(英国版)3D演出と効果共に極々平均的。
アイアンマン 3効果的な3D演出は少しだけある。
ジュラシック・ワールド変換が不十分で3D的な演出が活かされていない。
マイティ・ソー3D変換も控えめで3Dが効果的なシーンは少ない。
ピクセル IN 3D全体的には平均的な変換だがピクセル部分の立体感はある。
ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション壮大なスケールのわりに3D感は薄い。
X-MEN:フューチャー&バスト3D映画としては平均的だが独特の演出。
ワールド・ウォーZ3D効果は平均的以下だが独特の演出はみられる。
X-MEN:アポカリプスいくつか迫力のある3Dシーンがある。
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン迫力を意識した3D演出だが効果は薄い。
ゴーストバスターズ(2016)ギミックとしての3D効果は効いているところはある。
センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島嘘くさいCGで3Dにリアリティがない。
オズ はじまりの戦い3Dを意識した演出が多いが背景が”かきわり”っぽい。
リンカーン/秘密の書3D変換は合格点だが基本的に2D映画で3D演出は少ない。

BAD

グリーン・ランタン平均的な3D変換で演出も凡庸。
グースバンプス モンスターと秘密の書全体的に視差が浅く立体感も乏しい。
グリーン・ホーネット IN 3Dスローのアクションシーンのみ3D演出がある。
オデッセイ平均的な3D変換で立体感を活かしている場面は少ない。
猿の惑星:新世紀視差の浅い変換で3Dを強調したシーンも少ない。
47 RONIN3D変換は平均的で演出が陳腐な印象。
アリス・イン・ワンダーランド/3D変換の強弱にバラつきがある。
プロメテウス3Dが生かされている場面は限定的。
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち平均的な3D変換で見せ場は少なめ。
ジオ・ストーム不自然な3D変換でサイズ感や奥行きがおかしい。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海3D効果は陳腐。

さらば 愛の言葉よゴダールらしい実験的3D映画で視力が酷使される。
ピラニア3D質感の乏しい3Dで飛び出す演出が多い。
アイ・ロボット立体感を感じられる場面もあるが全体的に薄らとした3D。
ダーケストアワー 消滅3Dを意識した演出があるが変換が雑すぎ。
ジャッジ・ドレッド歪んだ変換で立体感に欠ける。
エクソダス:神と王奥行きの感じられない3D変換。
パニック・マーケット 3Dサプライズで飛び出す演出ばかりの3D。
ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島視差の浅い薄い3D変換。
アサシンクリード立体感が乏しく演出も3Dを意識されていない。
プリースト IN 3D立体感を感じられる場面があまりない。
ウルヴァリン: SAMURAI/3D効果が殆ど生かされていない。
華麗なるギャツビー3Dである必然性が感じられない。
ポンペイ大雑把な3D変換で位置関係が雑。
SEX & 禅どうでもいいものばかりが立体的に見える。
インモータルズ 神々の戦い人物さえも”かきわり”っぽい3D。
バイオハザードⅣ アフターライフ奥行き感が感じられず飛び出す演出ばかり。
ブラディ・バレンタイン 3D飛び出す演出が数カ所あるだけ。
フライトナイト/恐怖の夜/殆ど3D効果はなく数シーン飛び出すシーンがある程度。
飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲それほど飛び出してさえもいない。
パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉/立体感を感じられるシーンが殆どない。
ゴーストライダー2立体感は殆どなく特別な3D演出もない。
ジョン・カーター/3D映画だと気付かないほど立体感なし。
映画 怪物くんたまに飛び出す陳腐な演出があるだけ。
タイタンの戦い全編に渡って立体感が乏しく3Dだと思えない。

**********アニメーション**********

 

3D映像としての完成度が高いのは、空間からキャラクターの全てをCGで製作することのできるアニメーションだと思います。3Dアニメーションの黎明期に作られた作品は、最近の作品と比較すると見劣りする場合もあるかもしれません。緻密なCGによって質感や動きにリアリティを追求する作品が、近年の方向性でもあるようです。

セル画アニメと3Dの相性は悪いこともあり、アニメ大国である日本の3D作品が少ないのは残念なことです。海外のアニメーション作品は、キャラクターデザインにクセのある作品が多く、見た目で食わず嫌いされがちかもしれません。日本劇場未公開だったり、国内版の3Dブルーレイ未発売だったり、認知度が低いマイナー作品も数多いのですが・・・クセのある見た目を受け入れてしまえば、素晴らしい作品が多くあります。

EXCELLENT

マダガスカル 3全編に渡ってめくるめくようなド派手な3D演出。
ガフールの伝説気色が悪いほど写実的な3DCGとダイナミックな演出。
ヒックとドラゴン緻密な質感と迫力のある3D演出。
タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密リアルなCGアニメーションと巧みな構図。
メアリーと秘密の王国圧倒的な立体感とスピーディーで迫力のある3D演出。

クルードさんちのはじめての冒険迫力を感じる躍動感と圧倒的な立体感がある。
ヒックとドラゴン2緻密な質感と立体感をより強調する演出。
塔の上のラプンツェル効果的な3D演出が数多くあり躍動感に溢れている。
少年マイロの火星冒険記リアルなモーションキャプチャーと3Dが見事に融合している。
シュガー・ラッシュレトロゲームの世界が見事に3D化されている。
ボルトアクションシーンが3Dで生き生きとしている。
STAND BY ME ドラえもんセル画ではなくCGにして正解。
Disney's クリスマス・キャロル写実的な3DCGにより生々しく表現されている。
ファインディング・ニモ 3D一般的な海洋ドキュメンタリーよりも3D感がある。
アナと雪の女王自然な3D演出が物語性を高めている。
SING/シング質感のあるCGとダイナミックな3D演出。

GOOD

コララインとボタンの魔女3D効果が活きる設定や物語。
カールおじさんの空飛ぶ家3Dであることが物語や設定と合っている。
カーズ2全編に渡って3Dが効果的に使われている。
フランケンウィニー独特の空間を感じさせる個性的な3D
KUBO/クボ 二本の弦の秘密派手な3D演出ではないが効果的に使われている。
ポーラー・エクスプレスリアルさな動きとダイナミックな3D演出。
キャプテンハーロックゲーム画面のような映像だが3DCGは良い。
トイ・ストーリー3ナチュラルな3D演出が物語に溶け込んでいる。
カーズ/クロスロードキャラクターの立体感がある。
モンスターズ・インク 3D3D化されたことにより効果的な演出になっている。
ナイトメア・ビフォア・クリスマス/パペットの立体感リアルに3Dに変換されている。

AVERAGE

ペンギンス FROM マダガスカル ザ・ムービー /ハチャメチャでスピーディー過ぎて3Dを感じる間もない。
トイ・ストーリー23D化されたことにより構図が生かされた場面が多い。
ボス・ベイビー3Dの構図が生かされた場面は多い。
メリダとおそろしの森3Dアニメーションとしては平均点のできではある。
トイ・ストーリー 見せ場は少なめだけど2Dから3Dへの変換はナチュラル。
くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密3D効果はあるが演出がくどい。
ルイスと未来泥棒/3D効果を生かしていない演出とハチャメチャ過ぎる展開。
ウォーキング with ダイナソーCGで描かれた恐竜の3D感は良いが映画の内容は幼児向け。
モンスター・ハウス3Dのツボを抑えた演出だがCGが古い。
くもりときどきミートボール3D演出もギャグもくど過ぎ。
チキン・リトル /キャラクターは立体感あるが3D演出は少ない。

BAD

モンティ・パイソン ある嘘つきの物語~グレハム・チャップマン自伝~3D効果は極めて限定的。
劇場版3D あたしんチ 情熱のちょ~超能力♪母大暴走!セルアニメなりには立体感あり。
ライオンキング3D/造形的な画面構図は3D化に多少有効には働いている。
I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE/CGが記号化してしまっている。
リトル・マーメイド 3D/”かきわり”が何層にも重なったような3D。
美女と野獣 3D(アニメーション)/”とびだす絵本”のような3Dで立体感に欠ける。
劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン3Dと親和性のないセルアニメ。

**********ドキュメンタリー**********



一部の3D映像好きにはネイチャー系のドキュメンタリー(特に海洋モノ)の評価が高いようですが、個人的には強くお奨めできる作品はありません。(そもそも、あまり本数は観てはいませんが・・・)3D映像を初めて体験するという方には適しているとは思うのですが、立体感だけが”売り”のアトラクション的な映像なのです。

EXCELLENT

ジェームズ・キャメロンの深海への挑戦 3D全編が完全3D映像化されている。

GOOD

シャークス 3D接写されているシーンが多く3D感を満喫できる。

AVERAGE

ドルフィン&ホエールズ 3D大きさや質感は感じられる。
オーシャン ワンダーランド 3Dウミガメ目線で珊瑚礁を観察できる。
IMAX: Deep Sea 3D3D映像の体験用としては適している。
3D ザ・ベスト3Dのサンプル映像集でしかない。

BAD

世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶3Dがまったく活かされていない。

**********パフォーマンス**********

 

ライブ映像というのは、3D映像で効果的に見せるのが難しいように思えます。ステージでのパフォーマンスを3Dで撮影したからといって、単純に臨場感を感じさせるわけではありません。ただ、ステージにこだわらず、自由な構図で映像作品として演出されている場合には、映画作品とは違う面白さがあるようです。また、パフォーマーの存在を近くに感じられるので、熱烈なファン向けの需要はあると思います。

EXCELLENT

シルク・ドゥ・ソレイユ 彼方からの物語 3D控えめな3Dだがライブ感が伝わる演出と構図。
Pina 3Dパフォーマンスと空間を表現した3D作品として完成している。

GOOD

Kylie Minogue Aphrodite Les Folies Live in London 3D3Dによる臨場感は感じることできる。

AVERAGE

Katy Perry the Movie: Part of Me視差は浅めの3D映像だがライブ会場の雰囲気は伝わってくる。

BAD

新日本プロレスリング レッスルキングダムⅤ in 東京ドーム~3Dスペシャルエディション~/画質や構図は酷いが3Dならではの生々しさはある。
ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009 ~NEXT LAVEL~ 3D3D的な演出が活かされていない。

**********クラシック立体映画**********



1950年代~1980年代に製作された3D映画は、アトラクション的要素が強く、立体感を”ギミック”とした作品が作られており、映画史的なノスタルジーを感じることができます。初公開の劇場以外では、2D映画として視聴するしかなかった作品が多く、3Dブルーレイの登場により改めて3D映画として観ることができるようになったのは嬉しいことです。ただ、近年の3D映画と比較すると、単に技術的なことだけではなく、演出面に於いても進化を感じさせられると思います。

EXCELLENT

It Came From Outer Space3D効果を最大限に活かす演出と構図。

GOOD

キス・ミー・ケイトギミックとしての3D演出が随所にある。
大アマゾンの半魚人奥行きよりも浮き出てくる白黒の3D映画。

AVERAGE


3-D Rarities3D映画史を知るには面白いが映像自体はたわいもない。
肉の蝋人形ナチュラルな立体感ではあるが3D的な演出は少ない。
ダイヤルMを廻せ!節度のある奥行きはあるがサイズ感が歪むシーンがある。

BAD

ジョーズ3稚拙なCGと全く立体感の感じられず3D映画でさえない。

**********3D再生作品**********

 

2Dで完成している作品を「何故3Dに?」としか、個人的には思えません。アメリカのTNT(クラシック映画を多く放映していたケーブルチャンネル)が中心となって白黒映画の”カラー化”という流れが一時期あったのですが・・・これと同じように、なんでもかんでも3D化すれば良いというもんではありません。デジタル変換の技術の良し悪しと長時間をかけた労力が、3D映画としてのクオリティに直結しているようです。

EXCELLENT

タイタニック 3D細部に渡って丁寧に変換されており3D映画として完成度が高い。

GOOD

ジュラシック・パーク 3D変換によって3D映画として観れるレベルになっている。
トップガン 3D3Dの効果は微妙だが3D映画らしくはなっている。

AVERAGE

オズの魔法使い 3D奥行きと位置関係を感じられる3Dには変換されている。
プレデター 3D3Dへの変換の努力は垣間みれるが効果はイマイチ。

BAD

バトル・ロワイヤル 3D血しぶきが飛び散る”だけ”の”なんちゃって3D映画”。
羅生門 3D不十分な変換による不自然な位置関係で3D映画でさえない。

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「お薦めのブルーレイソフト」をネット検索してみると、その評価基準はさまざま・・・ボクは飛び出す演出を低く評価しがちですが、逆にそういうのが好きという方も多かったりします。また、視差があまり強くない方が好みという方もいるようで・・(こう言ってしまっては元も子もないのですが)3Dブルーレイソフトの見え方には結構個人差があって、その良し悪しの判断はさまざまです。

個人的な結論としては「空中、水中、地上の移動シーンが多い」「手前と奥にモノがある空間が舞台になっている」「大きなサイズの差があるキャラクターが登場する」「巨大な建物や自然が崩壊したり爆発したりする」という要素が上手取り込まれていること・・・3D映画ブームになった数年前ではなく、ここ2~3年に3Dブルーレイ化された作品の方が”ハズレ”が少ないように思います。



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