2009/07/19

ニューヨークでみた展覧会~design for a living world~


エコロジーやフェアトレードなど「政治的に正しい選択」は、自分なりに心掛けています。

エコバックなどは、言われているほどの意味が果たしてあるのだろうか・・・という疑問があったりしますが、家電の買い替え時にはエコは意識していますし、わが家の車を買い替える時には最低でもハイブリッド、出来れば電気自動車にしようと思っています。

それは環境問題ということもありますが、経済的なモチベーションが大きくて、単に「エコのため」というだけではありません。フェアトレードにしても「フェアトレード」であることだけを理由に購入することはありません。

特にデザインに関しては「政治的に正しい」という要素というのは胡散臭いような気がして、ちょっと引いた目で眺めてしまいます。


クーパー・ヒューイット・ナショナルデザイン美術館(Cooper-Hewitt, National Design Museum )にて開催中の「design for a living world」は、世界各地の素材を、各界のデザイナーたちとプロジェクトを組んで、プロダクトを企画/生産した過程と商品を展示してます。それらはエコロジーでもあるし、フェアトレードでもあるし、デザイナーに新鮮な創作意欲を与える機会でもあったと思います。


アイダホ州のオーガニックウールにるハンドニットのラグ(クリティーナ・メインダートスマ)、アラスカ州のサーモンスキンのスパンコールを全面に縫い付けたドレス(アイザック・ミズラヒ)、ボリビアからのパナマ帽の素材を編んだカジュアルなバッグ(ケイト・スペード)、メキシコのチューインガムの原料を焼いた陶器(ヘラ・ホンジュリウス)、ミクロネシアのベジタブルアイボリーによるアクセサリー(テッド・ミューリング)などは完成度が高く、安易にエコロジーやフェアトレードを謳う意識は感じられませんでした。


ただ、それらの素材で作られる商品が今後たくさん出てくるのだろうか・・・というと、実際に商品化した際の価格にも、日常的に使うプロダクトとしても、今後の素材の流通に関しても、疑問ではありました。

その中で、象牙という素材のかわりという存在意味だけでなく、素材そのものの美しさと加工バリエーションの可能性を一番感じさせたのは「ベジタブルアイボリー(タグア)」でした。


design for a living world/2010年1月4日まで

Cooper-Hewitt, National Design Museum

2 East 91st Street(東91丁目、五番街の近く)


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