2011/10/19

ガチムチ熊系のヨゴレ(?)好きが萌える”ホラーコメディ”・・・まるでドリフのコントみたいな死に方や〜ん〜「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら/Tucker and Dale vs. Evil」〜



主演の男ふたりが、ガチムチ熊系(それにヨゴレ?)好きのゲイを萌えさている「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら/Tucker and Dale vs. Evil」は、「悪魔のいけにえ」に代表される田舎ホラー(田舎に進入した旅行者が酷い目にあう)の構図を逆手にとったホラーコメディであります。

気のいい田舎者の親友同士で、兄貴分のダッカー(アラン・デュディック)と、お人好しで頭の弱いデール(タイラー・ラバイン)は、山の中にキャビンを購入。男ふたりしてルンルンと休暇へ向かうのですが・・・都会から遊びに来た大学生8人グループに、田舎ホラーに出てくるような危険人物だと勝手に思われてしまいす。デールは、グループで一番かわいいアリソン(カタリナ・ボーデン)に、ひと目惚れしてしまうのですが、田舎者のゆえ緊張でガチガチ・・・それが危ない人に見えてしまって誤解を深めてしまいます。大学生グループのリーダー格のチャド(ジェシー・モス)が、若者を惨殺した殺人鬼の伝説を語り、若者達はますますタッカーとデールを恐れるのです。

その夜、湿地帯でタッカーとデイルが魚釣りをしていると、大学生グループが大騒ぎしております。暗闇のタッカーとデイルの姿を見て怯えたアリソンは、ビックリして水の中に落ちて気を失ってしまいます。彼女を救おうとするデイルをみて、若者達はアリソンが襲われて拉致されたと勘違いしてしまうのです。アリソンを救おうと、タッカーとデイルのキャビンに近づく若者達なのですが・・・次から次に慌てて自滅していくというか、まるでドリフターズのコントのような死に方をしていきます。逃げているうちに尖った枝にカラダを串刺しにされるとか、木を砕く機械に間違って頭から突っ込むとか、釘の飛び出た柱に頭をぶつけるとか・・・グロテスクな描写はしっかりと見せながら、ドタバタコメディのノリに笑うしかありません。

若者達の一方的な”殺人鬼な田舎者”のステレオタイプだけでなく、気弱な田舎者からの”都会の大学生”のステレオタイプも描いているところがミソで・・・タッカーとデイルは彼らの事を「田舎に自殺にしにきた変な若者」と思い込んでしまうのであります。田舎者を殺人鬼だと勘違いして恐れる都会人の大学生の方が、よっぽど暴力的というところは、思い違いコメディとしての風刺と皮肉が効いています。また結末は、「美女と野獣」のハッピーエンドというオチ・・・田舎ホラーのパロディでありながら、田舎男に萌えちゃったかわいい都会の女の子の”ラブコメ”でもあるのです。

さて・・・本作では、何気にタッカーとデイルのホモソーシャルな関係も描いております。まず、男2人で山の中のキャビンで休暇というだけでも、かなり怪しすぎ・・・まるで「ブロークバック・マウンテン」のようであります。車の中でデイルの頭が引っかかってタッカーの股間近くにくるとか、タッカーを倒れそうな柱からかばってデイルが上に乗っかってキスしそうになったりとか、そのケはないけど、それっぽい笑いを”あえて”付け添えているのは・・・なかなか”したたかな”確信犯とみました。

「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」
原題/Tucker and Dale vs. Evil
2010年/カナダ
監督 : イーライ・クレイグ
出演 : タイラー・ラバイン、アラン・デュディック、カタリナ・ボーデン、ジェシー・モス
2012年2月11日より日本公開



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