ネットの出会い系は一切利用しないという組合の友人に言わせると・・・身長体重というデータと簡単なプロフィール、そして画像だけで「判断なんか出来ない!」ということのようです。ただ、飲み屋とか、ハッテン場とか、本人を目の前にしているから真実が見えるというわけでもないようであります。
ボク自身はまだニューヨークに在住していた頃(1990年代後半)から、ネットの出会い系というのを利用していました。それは現地の人と知り合うためではなく、日本に住む日本人の組合の方々と知り合うためでした。当時の「掲示板」は情報は文字だけ、アクセスできる人というのは、まだ高価だったパソコンをインターネットに繋いでいるという限られた人のみの狭い世界だったのです。デジカメを持っている人というのも多くなくて、画像交換を銀塩写真をスキャンしてなんてことをやったいたました。
ただ、逆に現在よりは出会いに対しての熱量は高かった気がします。そして、まだネットに馴れていなかったせいか皆ナイーブでした。また、ボクの場合には日本とニューヨークと離れているために、そう簡単にはリアルで会えることもできなかったこともあり、メールでのやり取りに異様に盛り上がってしまいがちでした。デジカメを手にしたらエッチ画像の交換というのが通例で・・・今考えると冷や汗もんであります。まぁ、そういう諸々のことを含め、インターネット黎明期ならではの利用者の”純粋さ”というのも忘れがたいものであり・・・「良い時代だったよね」という気もするのです。
その後、ネットは飛躍的に進化して「SNS」「ツイッター」「出会い系サプリ」と次々と新しいサービスが生まれ、そのたびに組合の人々が流れていくようになったのです。ただ「掲示板」という仕組みと基本的に変わらないのは「待ち子」的な意識・・・多くの人たちがインターネット上で声を掛けてくれる誰かをクモの巣(ウェブ)を張っているような状態になっていることがあることは否めません。サービスとしての利便性が高まれば高まるほど「待ち子」を増やしてしまうことにもなるのです。
わざわざネットを通じ知り合おうっていうのに「友達(本当に純粋な意味での!)探しています!」というのは「あり得なくねぇ?」なんて思ってしまうのですが・・・「友達募集」という、とりあえずの防衛線を張っておくということなのでしょうか?確かに、やる気満々で「真剣に相方募集しています」とか「後腐れなく即ヤリできる奴!」とか記述されていると、易々とコンタクトは取り辛いかもしれません。「だって・・・やっぱり会ってみないと分からないもんじゃない?」という”乙女ごころ”も、組合の方々は持ち合わせているのですから。
また「友達募集」の大半は・・・「大事な相方がいる」「一緒に住んでいる相方がいる」「セックスレスだけど相方のいる」と、さまざまな状況で「相方のいる方」であることが多いです。やはり「相方」の手前・・・顔出しで「セフレ募集!」とは、なかなか明言できないのでありましょう。ただ「セフレ募集」でもないのに、わざわざ「凸です」とかエッチのボジションをアピールすることはねぇ~だろうと思ってしまうのであります。(ハンドルネームにまで「凸」と入れている方もいたりして)
ネット掲示板に顔出し画像・・・というのは気が引けても「SNS」「ツイッター」「出会い系サプリ」であれば、それほど抵抗なく顔画像(裸画像さえも!)公開ということになるようです。別に出会いを求めているわけでないという”いいわけ”もつくところもあるし、リアルの友人とのコミュニケーションの場でもあったりするわけで「出会い」に特化しているわけではないところがあるのでしょう・・・とは言っても、殆ど人は少なからずとも自分を良く見せたい「欲目」はあるようです。
さて、タイトルにある「濃い化粧」と「派手な衣装」の話です。化粧というのは「髪」や「髭」のことで・・・組合の方々はスタイルはそれぞれあるけど「濃い化粧」とは、そのキャラクターを100%アピールしたスタイルにしているということであります。ジャニ系ならそれらしく、イモ系ならそれらしく、その方向性はさまざまあるでしょう。ちなみに、ボク好みの「濃い化粧」はとは、キレイに刈られた短髪またはスキンヘッド、形の整えられた髭といったところ・・・この「化粧」で、どんな人でも「2割増し」になってしまいます。
「派手な衣装」というのは、そのまんま「ガタイ」のことであります。これもまた、趣味はそれぞれあることでしょうが・・・「派手な衣装」とは、体型を上手に誇張した画像撮影をしているいうことです。スリム体型ならスレンダーさを、デブ体型なら体全体の大きさを、マッチョ体型なら大胸筋の大きさを・・・アピールポイントはそれあれど”画像の魔法”というのはあるものです。
類は類を呼ぶってことなのかもしれませんが、ボクの周り組合人は「ガチムチ体型」ばっかり・・・ジムに通って筋トレに励みながらも、一般世間的にはちょっと太めという体型。ボクが10代の頃には、こんなにガチムチ体型の人なんて殆どいませんでしたが、組合の世界で需要が高まると皆そういう体型になっていくものなのでしょう。
「ツイッター」のアバター画像というのは、イラストでも写真でも何を使っても良いのだけど、組合用のアカウントには結構「顔出し」または「ガタイ出し(?)」画像を使っている人が多かったりします。そして、その画像は「濃い化粧」や「派手な衣装」の画像ということは言うまでもありません。直接的でないにしても、アバター画像のアピール度は、フォロワー数とは無関係ではないようであります。ボクも組合アカウントのアバター画像を一時期「濃い化粧」の画像にしていたことがあるのですが・・・妙なフォロワーが増えたりしたものでした。プロフ画像の善し悪しは、結構残酷なほどストレートにフィードバックが返ってくると思っておいた方が良いのでしょう。
このブログのプロフィールにアップしているボクの顔画像も、リアルに知っている人には「詐欺画像」とまではいかなくても「かなり良く撮れている画像」であることは間違いありません。ネット上で、自分のことを知らない人に自分をプレゼンテーションするのに「一番悪い自分」を見せたいと思う人はいないわけで・・・多少”盛っている”としても「奇跡の一枚」で勝負する方が、素直だし、往生際の良さを感じます。
ただ・・・「濃い化粧」と「派手な衣装」の「奇跡の一枚」のプロフ画像でも、”その画像”を選んだということ自体が、その人を雄弁に語ってしまっていることだけは事実のようです。
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