2010/07/21

食育の問題?「ばっか食い」のどこが悪い・・・これからは「コース食い」が主流となるべきなのだ!

数年前、あるテレビ番組で食育の先生が「最近の子供は、”ばっか食い”というのが多く、問題になっています」と訴えているのを、小耳に挟みました。

”最近の子供”という人種に接することのないボクは・・・「へぇ~、最近の子供って、同じモノ”ばっか”食うんだ」と解釈したのでありました。

確かにアメリカには「ホットドッグばっか」とか「マカロニ&チーズばっか」とか、「スナック菓子ばっか」とか、親から同じモノ”ばっか”食べさせられている子供が結構いたりするので、悪しきアメリカの食習慣が日本の子供に浸透してしまったんだ・・・「それは大問題!」なんて、憤りを感じたものでした。


ところが、よく先生の話を聞いていると「ばっか食い」というのは、同じモノ”ばっか”食べるということではなくて・・・主食(ごはん、パン、麺類など)、主菜(肉、野菜など)、副菜(サラダ、おひたしなど)、汁物(お味噌汁、スープなど)などを、順番に一品ずつ食べていくということだと言うのです。

思い返せば・・・ボク自身、幼い子供の頃(約40数年前)から「ばっか食い」を実践しています。

学校の給食の時とか、家では母親からは、ごはん(白米)とお味噌汁とおかずを順々にちょっとずつ食べる「三角食べ」をするように何度も叱られましたが、ボクは「おかず」は「おかず自体の味」を楽しみたいし、猫舌なのでお味噌汁はぬるくなってから最後に飲みたいのです。

我が家では、ごはん(白米)を残すことは親から許されていなかったので、仕方なく生卵をかけて食べていました・・・味のあまりない白米だけを食べることが、ボクはできなかったので。

おかずの味付けで、ごはん(白米)を食べるというのが、ボクにはどこか「下品」なように思えて、どうしても習慣として受け入れられなかったのです。

どんぶりもの、カレーライス、うな重のように、ごはん(白米)がその料理の一部となっている場合は、別なのですが・・・。

18歳からアメリカで一人暮らしするようになったら、日本的な主食、主菜、副菜、汁物などのジャンル分けをして考えることもなくなり、思う存分「ばっか食い」を貫くことが出来るようになりました。

・・・というのも、アメリカでの一般的な食事の手順というのは、スープ飲んで、前菜食べて、メインディッシュを食べるという、いわゆる「ばっか食い」なのですから。


日本の食育の先生に言わせると・・・「ばっか食い」というのは、たいへんな問題らしいのです。

まず、順番に一品一品食べていると、すべての料理を食べ終わる前にお腹がいっぱいになってしまい、結果的に摂取出来る栄養が偏ってしまう。

ワンプレートの料理(スパゲッティとか、カレーライスなど)ばかり食べさせられている子供は、複数の皿が出てくると食べ方が分からない。

家庭内のコミュニケーションが欠如しているので、基本的な食事のマナーを教えなる機会が失われている・・・ということのようなのです。

でも本当の問題というのは、日本の食卓も贅沢になって、好き嫌いのある子供が増えただけのことに思えるのですが・・・どうなんでしょう?

ボクは、親に「三角食い」をするように繰り返し躾をされつつも、それに逆らって順番に一品ずつ食べてきました。

今でも、食べモノの好き嫌いは一切なく、栄養の偏りで病気になるようなこともありません。

元はと言えば・・・日本の食育の先生たちが「ばっか食い」という、何か否定的なニュアンスで呼んで問題意識を高めていることが間違っていると思うのです。

「ばっか食い」とは言わずに「コース食い」と、呼べば良いのではないでしょうか?

フランス料理や中華料理のコースだって、和食の懐石料理だって、一品一品順番に出てくるのですから「ばっか食い」と呼ぶ食べ方こそが、本来、世界的にはスタンダードなはずなのです。

おかずの味で白米を食べ、汁物で流し込む・・・そんな「三角食べ」こそ、食生活がまだ豊かでなかった時代の名残りのではないでしょうか?

ダイエットのひとつに、繊維質を含む野菜をまず食べてから、栄養価の高い肉などを食べて、最後に原持ちの良い炭水化物を食べるという方法があります。

順番に一品ずつ食べるのは、科学的にも消化するためには、正しい食べ方ということなのです。


これからは「ばっか食い」改め「コース食い」こそが、主流となるべきなのであります!


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2 件のコメント:

  1. 毎日暑いですねぇ~。
    暑中お見舞い申し上げます。
    Kinakinwです。

    実はこのトピックス、別の角度でそのうち書こうと思ってたんであります。家庭での食事とレストランでの食事、そこに供される料理の違い、食習慣等々…。食欲の秋が到来する頃、「三角食べ」と「口内調味(日本独特との見方もある)」をキーに、料理と食べ方を論じてみたいと思います。

    日本人なら白米を何かで食べるのが至上の喜びって訳でもないんですね。「口内調味を下品と思う子供」って、感性が鋭く感受性が強いって感じがします。

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  2. 猛暑のお見舞い申し上げます。いつもブログ拝見しています。

    「口内調味」と「感受性」の関連性は分かりませんが、おかずだけ食べるので、ボクは必然的に「薄味」「素材そのもの味」が好きです。

    「三角食べ」というのはアメリカ人でもすることで、ボクのように一皿ずつ食べるということは普通のアメリカ人もしません。ただ「口内調味」ということは意識的にしていないように思います。味の変化を楽しむにしても、口の中の食べ物がなくなってから・・・ということです。

    秋の書かれる予定だという、食習慣についてのブログ、楽しみにしています。

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