2010/06/09

iPadの電子書籍には「小説」が一番合っている?・・・ソフトによってビミョー違う読み心地

iPadがある生活がフツーになってきて、目的もなくいじくりまわすことも少なくなってきた・・・この頃です。

老眼鏡なしでは読書ができなくなってしまったボクにとって、字の大きさを変えることのできる電子書籍は、最も期待しているiPadの機能でした。

ただ、iPadを片手持ちで長時間使用するにはちょっと重いので、文庫本感覚で電車の中で読書するというのは厳しいかもしれません。

ニューヨークとかではスタバなどのカフェだけでなく、地下鉄やバスなどの公共施設で、iPad使っている人がいるらしいですが、今、都内の公共の場所でiPadを使うのは「嬉しくて、嬉しくて、仕方ない人」みたいで恥ずかしい気がしてしまいます・・・自意識過剰かもしれませんが。


「実際にページをめくったり、本の厚さや重みを感じて読書したい!」と電子書籍に積極的でない人は、よく言うけど・・・CDが普及し始めた1980代初頭に「レコード盤に針を落とす瞬間が良いんだ」とか、「ジャケットは大きくないと迫力がない」とか、「最初から順番にアルバムを聞くのが良いんだ」などと言って、CDに拒否反応を起こしていたのと似ています。

(かなり昔の話なので感覚的に理解できる世代が限られますが!)

物理的なモノとして所有するしかなかったソフトのデジタル化がドンドン進めば、CDも、ビデオテープも、DVDも、本も、雑誌も、ゲームソフトも、すべて骨董品的な意味しかなくなってしまうのかもしまうのかもしれません。


早速、「iBook」でシュークスピアの戯曲(英語版)、「Kindle」でノンフィクション(英語版)、「i文庫HD」の青空文庫、「マガストア」でニューズウィーク日本版、アプリで「日本版ヴオーグ誌」をインストールしてみました。

電子書籍のソフトウェアには大きく分けて「ふたつ」の仕様があるようで、ページめくりの感覚は結構違います。

ひとつは「iBook」「i文庫HD」の、紙のパージをめくるように指で触ったところからページがくるっとなる「めくりタイプ」

もうひとつは、「Kindle」アプリの、指でページを横に弾くと次のページになる「スライドタイプ」

好みの問題なのかもしれませんが・・・アナログな本のページめくりを再現している前者の「めくりタイプ」のほうが、ボクは読んでいて心地よく感じました。


雑誌のように、ゆる~く読みたい書籍は、必ずしも最初のページから読むというわけでもはありません。

何気なくパラパラとページをめくりながら、特に読もうと思っていなかった記事が結構面白かったりするという、出会い(?)が楽しかったりするものです。

電子版の雑誌でも、目次に戻って好きなページに飛ぶことはできますが、それは便利なようでいて、雑誌のページをパラパラとめくる楽しさを半減させています。

また、雑誌のレイアウトをそのまま流用しているので、全ページ表示では文字が小さくて読めないので、二本指で読みたい箇所を拡大しなければなりません。

これが、結構面倒な作業になってきます。


小説のように、頭から読むことが前提の場合には、電子書籍の使い勝手は、この上なく便利で快適なものに感じます。

しおり機能というのは勿論ありますが、読んでいる途中で電源を消したり、アプリを切り替えても、次回起動時にはそのページが表示されるのは、すぐ他のことに気が散るボクには嬉しい機能。

文字の大きさを変えればページ数も増えるのですが、基本的に文字だけなのでレイアウトが崩れるというわけではありません。

ただ、電子書籍リーダーのソフトには、それぞれビミョーな読み心地の違いがあり、今後「何が読めるか?」ということでスタンダードが決まっていくのかもしれません。

「Kindle」ではページめくりは「スライドタイプ」で、文字の拡大は5段階、フォントは変更出来ないものの、白地に黒文字、黒字に白文字、セピア地に黒文字で表示することも出来ます。

「iBook」は、フォントは5種類(英語版では)用意されていて、いかにも本らしく開いている時に見えるページのフチまで再現して、ページ移動も心地よい「めくりタイプ」なのですが、文字のサイズは2段階だけです。

どちらも、まだ日本語の書籍は販売していないので、どんな本が将来的に販売されているかによって、選択をすることにはなるのかもしれません。


現時点で、電子書籍リーダーのソフトウェアとして最も優れているのは、「App Store」でも常に上位にあるi文庫HDではないでしょうか?

(PDFリーダーとしては難はあるようですが・・・)

岩波文庫風のシンプルな装丁で、青空文庫であれば実際の本を手にする以上の読書体験ができるのです。


ページ移動を「めくりタイプ」でも「スライドタイプ」の、どちらにも設定できてスピードも調整できる。


文字サイズだけなく、行間やマージン、ルビの大きさまで細かく調整できる。


フォントがゴシック体と明朝体の細字と太字が用意されている。


背景に関しては8種類の淡いグラデーションの他に画像フォルダから自分の読み込ませることも可能。


二本指で表示を拡大することができて、挿絵も楽しめる。


まさに、自分の読みやすい環境、または読んでいる内容に適した雰囲気を演出することができる万能の電子書籍ソフトなのですが・・・今のところ「青空文庫」で手に入れられる著作権のきれた書籍に限られています。

いつの日か近い将来・・・すべての新刊や廃刊になってしまった書籍「i文庫HD」のようなソフトで読むことができるようになったのならば・・・


ボクの大きく重い本棚も整理することができそうです。


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