2011/04/12

動物パニック映画のお約束満載・・・お色気と血みどろの「おバカ映画」のお祭りだい!〜「ピラニア3D」〜


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ボクが育った1970年代というのは、動物パニック映画が堂々と都内の一番館でロードショーされるような時代でありました。
1975年の「ジョーズ」の大ヒットを受けて、あらゆる動物だちが人間を襲うという動物パニック映画が作られていたのですが・・・今、振り返ってみれば、殆どがしょうもないような映画ばかりだったような気がします。
それでも今は亡き「テアトル東京」の巨大シネラマスクリーンにも、ミミズに襲われる「スクワーム」が、当たり前のように上映されてされていたのですから「いい時代だった」と言うか「バカみたいな時代だった」とでも言うのでしょうか・・・。
「ピラニア」もそんな動物パニック映画ブームの流れで製作された映画で、ノリとしてはB級映画でありました。
その後・・・動物が襲うというのは、あまりにもくだらないと、世界中の映画製作者たちもやっと気付いたのか、襲ってくるのは”異星人”などに変化していったのでありました。
ただ、それでも淡々と動物パニック映画は作られてはいたようですが、殆どが”DVDのみ”でのリリースというB級どころか「C級映画」扱いとなり、映画興行の花形としては、その役目を終えた感のあったジャンルなのでした・・・動物パニック映画というのは。

ところが、あの「ピラニア」を公開から30数年経って、今度は「3D映画」としてリメイクされたのが、その名も「ピラニア3D」
監督は「ハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズ」「ミラーズ」のアレクサンドル・アジャというのだから、どこか期待してしまうのであります。
アメリカの映画館では「3D映画」として公開されましたが、ボクが観たのは先日アメリカで発売されたブレーレイ版で、自宅のテレビは3D未対応なので2Dでの観賞でした。
ボクからすると3D映画というだけで胡散臭い・・・それというのも「3D=飛び出す」とい安易な演出が頭が悪く見えるからかもしれません。
おそらく3D映画として唯一成功した「アバター」は、最初の本格的3D映画ということに加えて、立体の演出を「飛び出す」でなく「奥行き」に求めたからだと思うのです。
だから「飛び出す」演出の3D映画は、技術的にどれほど進化したとしても胡散臭い”見世物感”を漂わせてしまうかもしれません。
「ピラニア3D」は、確信犯的に”見世物感”をアピールした映画になっています。

「ジョーズ」へのオマージュなのか・・・あの”リチャード・ドレイファス”が冒頭シーンでの被害者として登場するのです。
たぶん、ご本人的にはノリノリではあるけど、名優の無駄使いも甚だしい感じであります。
他にも、エリザベス・シュー(バック・トゥ・ザ・フューチャーPART 2と3でのマーティのガールフレンド)、クリストファー・ロイド(バック・トゥ・ザ・フューチャーのドック)、ジェリー・オコンネル(スンンド・バイ・ミーのおデブちゃん)という、1980年代のアメリカ映画で活躍した俳優たちという、なんか狙ったキャスティング。
ストーリーは、こういう映画にありがちなどうでも良いような話で、いろいろと伏線を引きながら・・・ラスト25分のピラニアの大襲撃シーンに突入するわけですが、これがハンパない!
身体を噛み付かれて皮膚はボロボロ内蔵や骨をむき出しにしながら溺れるているし、足や腕が食いちぎられながら逃げまどうという、まさに”血の海”状態!
スクリューに巻き込まれて髪を引っ張られて頭皮を引きちぎられたり、ボートに衝突されて首はぶっ飛んだり、飛んできたワイヤーで身体を切断されたりと、ピラニアに喰われるだけでなく二次的な災難も起こるという地獄絵図!
ただ・・・恐怖で背筋が凍るというような”恐怖”ではなくて「巨乳がポロリ!」ついでに「チンコのアップ!」というような明るく楽しい(?)お色気と見世物的な人体破壊スプラッター描写に、拍手喝采の「血みどろ祭り」であります。
続編もありえるようなエンディングのサプライズもあり、動物パニック映画のお約束をキッチリと取り込んだ作品となっています。
また、3D映画のブームに水を差すような陳腐さが、考えようによっては安易なブームに対する一石を投じているような・・・そういう「おバカ映画」でありました。

日本の配給として決まっていた会社が倒産してしまって、日本での劇場公開が危ういという本作・・・確かに観るだけで頭が悪くなりそうな内容の映画でありますが、どうせ観るなら3Dという気がするので、ぜひ日本でも劇場公開を実現して欲しいものです。

ピラニア3D
原題/Piranha 3D
2010年/アメリカ
監督 : アレクサンドル・アジャ
出演 : エリザベス・シュー、クリストファー・ロイド、ジェリー・オコンネル、リチャード・ドレイファス

2011年8月27日より全国公開


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