2009/10/02

自分にどこまでも甘くなれるから太るのね~「やせれば美人」/高橋秀美著~


何を隠そう、僕はダイエット成功者であります ・・・それも、二度の!しかし、リバウンドという悲しい現象によって、現時点での体型からは成功者としての”証”は消えてしまっています。


ちなみに、僕が成功したふたつのダイエット方法というのは、かなり細かく食べるべき食材、食べてもいい食材、食べてはいけない食材に分類した血液型別食事法ダイエットと、アトキンス式ダイエット(俗にいう、炭水化物抜きダイエット)でありました。

どちらの食事法も、摂取出来る食事の量というのは、ルールを守る限り制限はされていなかったので、ひもじい思いをするストレスもありませんでした。

また、単品の食材を食べ続けるダイエットではないので、食事のバリエーションもそれなりにありました。

それでも、食材の制限を永久にすることは不可能なので、結果的には徐々に元の生活習慣へ戻るとともに、体重も元へ戻っていく・・・ということになってしまうのであります。


さて「やせれば美人」は、結婚前は小泉今日子のような小顔だったのに結婚後30キロも太ってしまった妻をもつ著者の、ダイエットに対する冷ややかな視線と驚きを綴ったエッセイです。

痩せれば誰でも美人にはならないと思いますが、ある時期に「かわいい」「キレイ」と褒められて女性が、太ってもセルフイメージは痩せた時の美人のままというのはありがちではあります。

遺伝や体質で一概に太ることが自己管理の甘さだとは言えないのかもしれませんが、やはり太っている人の言動というのは、やはり太るだけのことがあると納得してしまうところがあるものです。


あからさまな美人は現状維持に気を揉むが、「やせれば美人」はどんなに太っていても維持できる。むしろ太っていないと維持できない。


「私は努力しないで、やせたいのよ」「努力には”美”がない」「努力せずに得てこそ、しあわせなのよ」


「ダイエットは偶然の出会いがいいんです」「読んで疑似体験するんです。要するに夢なんです」「夢はもちろん覚めますから、だから次の夢が必要なんです」


これらは、女性目線ではあるけれど、ダイエット的なことを繰り返しながら減量を”夢みる”誰もが共感してしまうことです。

・・・というか、自分に対しての優しい言葉で納得してしまう性格こそは、太る根本的な発想なのではないかと思います。

そして、それは「太る」ということだけでく「生き方」にも共通する考え方のような気がするです。

「やれば、できる」「チャンスさえあったら、成功する」「世間に認められていないけど、才能ある」などというのは「やせれば美人」と似たような思考で「できる」のか「成功する」のか「才能ある」のか、本当のところは分からないけど、現状の「しない」段階では、何ともでも夢を見ていられる・・・という自分に対して底なしに甘い言いわけでしかなかったということなのかもしれません。


「やせれば美人」の次の段階では「太っていても美人」になるそうで、こうなると「痩せること」さえ、仮定していません。

「5時に夢中」にコメンテーターとして出演している中瀬ゆかり(週刊新潮編集部長)は、ダイエットの話題になった時「わたしは”来世ダイエット”だから、現世では痩せないの!」と開き直っておりました・・・。

「来世で美人」とは、確かに現世では、楽な生き方でありますが、自分の幸せ、成功、才能なども、来世に先送りしてしまうという、なんとも投げやりな生き方のような気がしてしまいました。

やっぱり、僕は現世でもう一度痩せます。



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