6月中旬に発売されて以来、毎日遊んでいるニンテンドーDSの「トモダチコレクション」というゲームがあります。
優香の出演するテレビのCMで・・・バナナマンの日村が和田アキ子の告白を断わったり、船越英一郎と結婚した自分に「お幸せに・・・わたし」と、しみじみ優香がつぶやている”アレ”です。
任天堂の家庭ゲーム機のWiiには「似顔絵チャンネル」という「Mii/ミー」というアバターを作って遊ぶというソフトがあります。
顔の形から、まゆ、目、鼻、口などの”ふくわらい”のようなパーツを配置して似顔絵のアバターを作れます。
パーツの大きさ、配置、傾きなどを微調整することができるので、要領を憶えれば自分や友達(または有名人など)は、かなりソックリに作れます。
このアバターは、ニンテンドーの他のゲームソフト(Wii スポーツなど)に画面上にプレイヤーとして登場したり、「Miiコンテストチャンネル」というソフトを通じてMiiをネット公開したり、特定のテーマのコンテストに参加出来たりします。
このMii/アバター達のコミュニケーションを楽しむのが「トモダチコレクション」というゲームで・・・(ある程度プレイすると)Miiは似顔絵チャンネルからインポートすることも出来るので、すでにWiiで作成したMiiで引き続いて遊べるます。
また、コンテストチャンネルで気に入ったMiiを似顔絵チャンネル経由で、トモダチコレクションにもインポートすることが出来るので、自分で一から作らなくてもMiiを取り込めるわけです。
「トモダチコレクション」にいるMiiには、生年月日、血液型、声質、しゃべり方のイントネーション、性格の設定をすることで、より現実(?)に近くすることでますます楽しくなるのです。
このゲームに決まった目的があるわけではありません。しばらく遊ばないからといって、Miiが死んでしまうという育成シュミレーションゲームでもありません。
「トモダチコレクション」のなかのMiiたちが勝手に関わりを持って、友達になったり、ケンカしたり、恋愛したり、結婚したり(果ては離婚も)するのを、眺めたり、お手伝いしたりします。
ただ、残念なのは恋愛可能なのが異性同士のみというところ・・・オプションの設定で同性でも恋愛できたら良かったのですが。
Miiから感謝されるとお金が増えるので、そのお金で食べ物を買ってMiiに与えると、好物だと喜ばれたりします。
さらに洋服やインテリアをコレクションする楽しみがあって、それぞれのMiiに合わせたスタイルを与えることができるのです。
任天堂の「どうぶつの森」シリーズにちょっと似たところもありますが、自分のキャラクターは登場するMiiの1人でしかありません。
自ら設定したMiiたちが、リアルに存在する友達や有名人の分身たちが現実ではあり得ない人間関係を築いていくさまに、ついつい感情移入してしまうのです。
プレイヤーがMiiを直接操作したりすることは出来ずに、傍観するだけというプレイ感覚こそが「トモダチコレクション」の重要な要素であるように思います。
プレイヤーが設定出来る要素(見た目や性格など)が、どのようにMiiの人間関係に影響するかはゲーム内のパラメーターからは、まったく推測することは出来ません。
それは現実の人間が思い通りには動かないのと似ています。