40代でゲーム好きというと、ファミコン黎明期からゲーム漬けの”マニア”に思われそうだけど、実はゲーム歴は約8年ほど・・・2001年に日本に帰国してからのことです。
ただ、本来の「コレクター魂」と「大人買い」によって、国内で市販された家庭用ゲーム機のすべて(ぴゅう太やアタリジャガーまでも!)と、メジャーなタイトルからプレミア価格の超レアものまでの、さまざまなジャンルのゲームソフトを購入し、とりあえず一度だけはプレイしてきたのであります。
しかし・・・だからと言って、ゲームが上手かというと、まったくそなんなことはなく、飽きっぽい性格の故に、最初の数分だけ起動してみる”だけ”というのが99%なのであります。
真のゲーム好きから言わせたら「勿体ない」の極みなのですが、数年の歳月とウン百万円(!?)の浪費の結果、自分が本当に好きなタイプのゲームというのが、よぉ~~~~く分かりました。
所有したゲームが数千本にも関わらず、今まででクリアした上に「やり込んだ」と言えるゲームというのは、僅かに3本(シリーズはひとつと数える)ほどしかないのですが、そのうちの1本が今日最新作のプレイステーション3用ゲームソフト「塊魂 TRIBUTE」が発売された「塊魂」シリーズなのであります。
2003年秋に行われた東京ゲームショーで「塊魂」というゲームと出会いました。
ゲーム偏差値の低い自分がゲームショー会場のような人の多いところで”お試し台”で遊ぶということは皆無なのですが、何故か「塊魂」だけは人生で唯一人前でお試ししたゲームだったのです。
ひとり一度しかプレイ出来ないのですが、試した人だけに体験版のディスクを貰うことが出来たので、自宅に帰ってから何度も体験版をプレイして、実際にゲームがプレイステーション2で市販される翌年(2004年)の春まで、楽しみに待っていたのでありました。
「塊魂」というゲームを簡単に説明すると・・・塊を転がして大きくするゲームです。
5cmほどの「王子」を左右前後にあやつって「塊」を転がして、家の中や街のモノを巻き込んでいくのです。
最初は「コイン」や「さいころ」などの小さなモノしか巻き込むことが出来ないのですが、いろんなモノ巻き込んでいくと・・・「やかん」や「靴」などのもう少し大きなモノを巻こくことが出来るようになり、それを繰り返していくうちにドンドンと大きなモノまで巻き込むことが出来ようになっていき、「人間」や「「家具」を巻き込み・・・「家」や「自動車」を巻き込み・・・「橋」や「山」を巻き込み・・・「雲」「虹」「大陸」「星」・・・へと、膨大なスケールのモノを巻き込んでいきます。
ゲームとしての基本的なゲームの目的は、時間内に玉のサイズを一定以上の大きさのサイズにするということです。
ゲーム内に巻き込むこと出来るモノ(人や動物も)は、ポリゴンっぽくカクカクしているビジュアルなのでリアルな感じは一切なく、音楽やゲームシステムでも確信犯的に「変な世界観」を売りにしています。
カードやパズル、または一部のシュミレーションゲーム以外では「戦ったり」「殺したり」「殺されたり」というのがゲームの世界では在りがちな事ですが、「塊魂」はアクションゲームでありながら、どこかほのぼのとした世界観のなかで塊を転がすだけという世界が大好きです。
おかげで指には「コントローラータコ」が出来そうですが、せめて・・・ゲームの世界の中だけででも「塵も積もれば山となる」を実践してみようと思います。