2010/11/02

極めつけのMacのノートブックと断言します!・・・新型「Mac Book Air」を実際に使ってみて




「Back to Mac」のイベントで「MacBook Air」の新しいモデルが発表されるという噂はネット上であったので「驚き~!」というわけではありませんでした。
しかし、まさか、ボク自身が早々に”購入”することになるとは思っていませんでした・・・というのも、ボクの中で「MacBook Air」はのMacのノートブックの中でも贅沢品。
初期モデルも、前モデルも、そのデザインの美しさ、筐体の薄さと軽さは、魅力的ではあったものの、価格的には手のでない商品であったからです。

ボクが、初めてMacのノートブックを購入したのは「Power Book 1400C」・・・今から約13年ほど前のことであります。
本体のみリーズナブルな20万円台後半という価格帯というのは、当時としては「安くなった!」という感じでした。
メモリーを増設したり、ハードディスクを交換したり、CPU交換したりして、随分と長いあいだ出張の際の現役マックとして使いましたが、3年前に急に天昇して動かなくなりました。
次に購入したのは「1400」の買い替えとして、3年ほど前に手に入れた「Power Book G4」になります
MacOS X版が出ていないアプリケーションを使いたかったので・・・「Mac OS X 10.4」で「Mac OS9」のクラシック環境を使える古い機種を、わざわざ中古で購入しました。
その「PB G4」も、半年ほど前にバッテリーが死んでしまって、起動するには電源が必須・・・と、早くも「ノートブック」としては役立たずになってしまっていました。
そこで、今年発売と同時に「iPad」を購入!
確かに、何かを作成するという作業には厳しいところがあるものの、起動の早さと軽さで、わざわざラップトップの必要はないだろう・・・と思い始めた矢先に「Mac Book Air」が発表となったわけです。

「Mac Book Air」発表での、一番の驚きは「価格」でありました。
コンパクトなると「割高」になるというのが今までの定説・・・しかし新しい「Mac Book Air」の11インチは88000円から・・・というマック史上(デスクトップも含んで!)最もリーズナブルな価格だったのです。
ノートブック=コンパクト=価格高い、という今までの常識を完全に覆されました!
ウィンドウズのネットブックのように、極端にサイズを小さくし過ぎてキーボードが使いにくかったり、機能的に使いものにならないほどスペックを低くしているわけでもなく、あくまでもフルスッペク仕様の「マック」。
「iPhone」「iPad」「MacBook」「MacBook Pro」と十分過ぎる商品が存在すると思っていたアップル製品のポータブル市場に、”いいところどり”で登場したとでも言うのでしょうか・・・。

詳しいスペックは、アップルのホームページでもみることができるので、ボクが説明する必要はないとは思いますが・・・とにかく「安く」最新機種を使いたいという場合以外は、アップルストアでのカスタマイズをお奨めします。
・・・というのも、88000円というのは、あくまでも”サブのノートブック”として使用するのには十分なだけのスペックだから。
ボクが購入したのは、SDDが128GBのモデルなのですが・・・マックOSといくつかのソフトがインストールされて、必要なファイルを入れている状態で、25GBを使用しているぐらいなので、思っていたよりも余裕があるという印象です。
クラウドを利用して、ファイルをネットサーバーから引っ張ってくるような使い方なら、64GBでもイケるかもしれないという感じではありますが・・・データというのは使っているうちに、必ず溜まっていくもの。
「大は小をかねる」ますので・・・とにかくSSDの容量は可能な限り大きくというのが、理にかなっていると思います。



11インチモデルの薄さと軽さについては、スペック以上に「コンパクト」というのは、実際にアップルストアや家電店で触った人なら感じることだと思います。
送られてきた箱全体の総重量(2.48kg)が、一般的なノートブックパソコンの重量と変わらないほどなのですから・・・。
電子辞書と比較しても「Mac Book Air」の方が随分と薄く・・・逆に(?)ここまで「薄っぺらいのに、パソコン?」と心配になるほどです。
しかし、アップルがこだわる筐体を一枚のアルミニウムから”削り出す”「Unibody/ユニボディ」のおかげで、本体がたわんだりするようなことはない、頑強な強度はしっかりとあります。

デザインの美的なことで、新型モデルにも問題がひとつ・・・前モデルまでは「柳の葉」のように中心がふっくらとして、フチに向かって薄くシャープな筐体であったのが、新型は手前だけが薄くなっているというところです。
そのため、サイドのUSBポートは端子がむき出しになっています。
また、液晶部分と本体の繋ぐ部分も凡庸的なデザインとなり・・・金属ではなく黒い樹脂素材になっているのも、アップルらしからぬ不純な要素だという印象でした。



SSDの起動の速さに関しては、とにかく今までのハードディスクを搭載する機種とは桁違い・・・完全に電源オフの状態で、スイッチを押して、すぐに立ち上がります。
打ち合わせとかで、パソコンを起動させている”妙な間”も空きません。
バッテリーに関しては、先日打ち合わせで4時間ほど続けてネットに繋げながら使っても、まだ40%ほど残っていたので、日帰りで持ち歩くのならば、煩わしい電源コードの持ち歩きの必要はないような気がします。

動画の編集、印刷用の大きな画像などの、専門的な作業をしないのであれば・・・Macのノートブックとしては十分過ぎるスペック。
基本的にデスクトップなどの「母艦」となるMacを持っていて、サブ機として使うということが前提のモデルとは言えるかもしれませんが、今後クラウド環境がもっと普及してくれば単体でも使えそうです。
十数年マックのみを使ってきたボクとしては・・・「Mac Book Air」こそ、アップルが長年目指してきた”ノートブック”の極めつけだと思うのであります!

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