めのおかしブログ
〜クィア視点による獣道的映画のはなし〜
2012/11/22
実在モデルを妄想した「女芸人ブーム」の考察・・・重箱の隅を突つくような”分析”と畳み掛けるような”皮肉”~「幸いは降る星のごとく」橋本治著~
›
「橋本治」という作家/評論家は、ボクにとって特別の存在であります。十代後半から二十代前半という”大人”としての成長期に多大なる影響を与えられました。大袈裟ではなく・・・ボクという人間の人格形成は、橋本治の著書によって構築されたといっても過言ではないほどなのです。 ...
2012/11/10
既婚のおじさんゲイが若い男に夢中になると”悲劇”なの!・・・イスラエルと南アフリカの同性愛映画~「Eyes Wide Open/アイズ・ワイド・オープン」「Beauty/ビューティー」~
›
円満な家庭生活を送りながら、実は男ともセックスしているという「既婚者ゲイ」というのは、世間で想像する以上にに存在していると思います。日本は、不倫に対しては比較的寛容だし、同性愛に対しての理解も年々広がりつつあります。しかし、既婚男性が「ゲイ」として自覚しつつ、他の男性...
1 件のコメント:
2012/10/31
不快度MAXの問題作になるはずだった!?・・・少女の性への嫌悪感は容赦ない悪意へと暴走するの!~「先生を流産させる会」~
›
そのタイトルからして・・・禍々しい ” ヤバさ ” を感じさせる 「先生を流産させる会」 という映画について耳にすることはあっても、一般の劇場で公開というのは、なかなかありませんでした。カナザワ映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで上映されるだけ・・・陽の目を...
1 件のコメント:
2012/10/23
敷かれたレールの乗っているからこその”ヒエラルキー”と”同調感”・・・学生時代の呪縛からは大人になっても逃れられていない!?~「桐島、部活やめるってよ」~
›
最近、映画館に足を運んで映画を観ることって少なくなりました。ボクの視力が悪くなったのか、老眼のせいなのか、スクリーンに映される画像が、自宅の大型液晶テレビで観る画像より、ぼんやりと見えてしまうということが、ひとつ。死ねコンプレックスが増えて、映画館で上映されている作品...
2012/10/12
カルト教団こわ~い・・・信じる者は最後に暴力へ導かれる!?~「レッド・ステイト/Red State」「マーサ、あるいはマーシー・メイ/Martha Mary May Marlene」~
›
カルト教団の恐さのひとつって・・・詐欺まがいで金を集めたり、訳のわからない奇行をさせられることもあるけど、信者になってしまった人が自己判断能力を失ってしまうことだと思います。もしかすると、当初は何かしらの”救い”を与えているのかもしれませんが・・・教団が社会的に受け入...
2012/09/28
平等な管理社会だからこそ”努力”も”労力”も報われる!?・・・MMORPGオンラインゲームのコミュニケーション苦手でもハマれたわけ~「ドラゴンクエスト X オンライン 目覚めし五つの種族」~
›
おそらく、ボクはギリギリで「ドラクエ世代」にはなるのだろうけど、第1作目のファミコン版「ドラゴンクエスト」が発売された時(1986年)には、すでに結構な大人(23歳)・・・その頃、住んでいたアメリカでも、ファミコンと同じ「NES/ニンテンドー・エンターテイメント・システ...
2012/09/15
いろんなホラー映画ぜ~んぶ入り!・・・「13日の金曜日」のパロディどころじゃない風呂敷の広げっぷりが、あっぱれ!~「キャビン/The Cabin in the Woods」~
›
いわゆる「13日の金曜日」系のティーン・ホラー映画のパターンは、繰り返し焼き直しされています。バカな若者たちが「行っちゃダメよ!」と警告された人里離れた辺鄙な場所に出掛けるというのが典型的な設定・・・また、その若者グループというが、いろんなキャラを集めましたというような、決し...
2012/09/08
”ミヒャエル・ハネケ節”を継承するオーストリア映画監督マルクス・シュラインツァー(Markus Schleinzer)・・・児童性虐待男(ショタコン)と監禁された少年を淡々と描く”超不快映画”~「ミヒャエル/Michael」~
›
性的嗜好が、どのように構築されるのかという説はいろいろあるけれど、年齢相応の異性に対して性的な興奮を覚えるのであれば、世間一般的には「普通」ということになるのでしょう。熟女好きとか、デブ専とかならば、ひとそれぞれの嗜好は自由ということで片付けられますが、子供に対して性的な行為...
2012/08/27
「ビフォア・サンライズ」よりも、もっと切なく美しい!・・・愛を信じたいゲイと愛を信じないゲイの奇跡の週末のラブストーリー~「ウィークエンド/Weekend」~
›
日本では殆ど制作されることがないジャンルの映画のひとつが、 ”ゲイの観客”をターゲットにした”ポルノではない”ゲイ 映画” ではないでしょうか?アメリカやヨーロッパに限らずアジアなどの各国でも制作されていて・・・政治的なメッセージを持つシリアスな作品から、セクシャリティーを...
1 件のコメント:
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示