めのおかしブログ

〜クィア視点による獣道的映画のはなし〜

2012/01/27

シャンタル・アケルマン(Chantal Akerman)監督による実験的劇映画の金字塔・・・主婦の退屈な日常から目が離せないの!~「ブリュッセル1080 コメルス湖畔通り 23番地 ジャンヌ・ディエルマン/Jeanne Dielman, 23 Quai de Commerce, 1080 Bruxelles」~

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シャンタル・アケルマン という監督の名前を知ったのは、1981年6月に出版された「別冊シティーロード」の「もうひとつの’80年代を読む!」という特集号でありました。「シティロード」というのは、当時「ぴあ」のライバル的な存在だった月刊の情報誌で、一般化していた「ぴあ」よりも...
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2012/01/18

シリーズ3作目にして”DVDスルー”に納得してしまう駄作・・・残酷描写のマイルドな中途半端なパクリ映画にしか思えませんからっ!〜「ホステル3/HOSTEL PART Ⅲ」〜

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製作総指揮がクエンティン・タランティーノ。「キャビン・フィーバー」のイーライ・ロス監督による 「ホステル」 は、極悪無道の残虐描写が”売り”の拷問/殺戮ホラー映画の人気シリーズであります。 舞台はスロベニア共和国にある金持ちのための拷問と殺戮の会員制のクラブ・・・ス...
2012/01/11

挑発的なタイトルのわりに”仕事術”ではなく単なる参考文献リスト本・・・憎まれ役としても痛過ぎる底なしの自己正当化~「ズルい仕事術」勝間和代著~

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お正月、本屋さんをブラブラしていたら・・・ビジネス書のコーナーで大々的に平積みされていたのが、勝間和代著の 「ズルい仕事術」 でありました。カツマーVS.カツマー論争以来、ときどき彼女の著書を購入して読んできましたが、共感したり、何かの”ため”になったことは皆無・・・それで...
2012/01/04

やっぱり今年もやっちゃいます・・・2011年に日本で劇場公開された映画作品の勝手なベスト3&ワースト3~「ブラック・スワン」から「ムカデ人間」まで~

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あけましておめでとうございます。 あちこちでは2011年のベスト映画のリストなどがあちらこちらで発表されておりますが、こっちのリストではワーストに挙げられているタイトルが、こちらではベストに挙げられていることもあって、選ぶ人によっての好き好きというのがハッキリ...
2011/12/21

”トランスジェンダー”は、人権運動の「最後の砦」なのか?・・・「ありのまま」「自分らしさ」の追求の果ての葛藤~「Coming Out Story/カミング・アウト・ストーリー」~

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「 Coming Out Story /カミングアウトストーリー」 というドキュメンタリー映画の試写会に行ってきました。セクシャルマイノリティーとして、ひと括りにされることの多い 「 LGBT 」=「レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー」 でありますが・・...
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2011/12/15

父親が75歳にして”ゲイ”をカミングアウト・・・いくつになっても人生はやり直しができる!~「人生はビギナーズ/Beginners」~

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「人生はビギナーズ」 は、妻の死後に”ゲイ”をカミングアウトした父親を回想しながら、恋愛関係に臆病な息子が成長する物語。数年ほど前・・・ 「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐を演じていたクリストファー・プラマーが「ゲイをカミングアウト!」という噂 を聞いたことがった...
2011/12/13

1960年代アメリカ南部版「家政婦のミタ」ではありません・・・差別にただ耐え続けた黒人女性の忍耐、世間体に縛られていた白人女性の皮肉~「ヘルプ~心がつなぐストーリー~/The Help」~

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ニューヨーク市内の公園で、乳母車にのせた白人の子供をあやしているのは、明らかに子供の母親ではない・・・ 黒人、アジア人、スパニッシュ系の女性 。そんな風景にボクは、少なからず違和感を感じたものでした。 日本人の殆どの人にとってはメイド(家政婦/乳母)=Helpという存...
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