2012/03/31

そろそろ、ファイスブック疲れ?・・・「いいね!」って誰のため?・・・そもそも、そこまで繋がりたいの?



ボクがフェイスブックを始めたのは3年ほど前・・・”ある人”に勧められたのがきっかけでした。実名登録ということもあって、当初はアメリカ在住時代の友人や知り合いとの「再会ツール」として重宝していました。ただ・・・お互いのその後を報告し合った後は、それほど語り合うことって、それほどなかったりします。それぞれの人生を歩んできたわけですから、接点も希薄になってしまうのは当たり前のこと・・・それでも、メールで伝えるほどのことでない近況を、ざっくりと知ることが出来るのは便利ではあります。

アメリカ人の友人の殆どは、ダイレクトメッセージでの短いやり取りか、誕生日の書き込みぐらいにしか、フェイスブックを利用していません。俗にいう「フェイスブック疲れ」「フェイスブック離れ」が、徐々に広まっているといって良いでしょう。今でも「ポスト」「いいね!」「シェア」を盛んにしているのは、政治的なメッセージと訴えているフレンドぐらいです。

一方、日本では映画「ソーシャルネットワーク」以降・・・友人や知り合いが、次々とフェイスブックに登録し始めてました。「フェイスブックって、楽しい!」という人の多くは、フレンドという限られたコミュニティーの中で「すぐ反応がある!」(「いいね!」や「コメント」)ということを挙げます。確かに・・・ブログのコメント欄に書き込んだり、ツイッターでコメント付きRTで返信するよりも「いいね!」の方が、敷居が低いかもしれません。何よりも、自分の投稿に対して誰か共感してくれることは、単純に嬉しいものです。ただ「いいね!」の”お返し”をした方が良いのかなぁ・・・という妙な義理も感じることもあったりします。

フレンドといってもビジネスにで関わっている人など、多少なりともリアルの世界での”ちから関係”があったりすると、「いいね!」をクリックするのが礼儀のようになんてしまうものです。お互いに等しくフェイスブックから恩恵を受けているという心理があってこそ「ソーシャル・ネットワーキング」の「ギブ・アンド・テイク」は成り立つと思うのですが・・・それを、わざわざ他者から見えるところでするのって「仲良しごっこ」のような感じがしてしまいます。また、ウォール上で、自分のビジネスの”告知”(宣伝)ばかり”という人もいて・・・「フレンド」=「クライアント(顧客)」ではないんだから、やり過ぎるとウザかったりします。。

今では、すっかり「フェイスブック疲れ」してしまったアメリカの友人が言うのは・・・当初は、親しい友人だけだったのが、フェイスブックが広まったことで、仕事の関係の人から、恋人(いずれ元恋人?)や、家族/親戚まで、フレンド登録が広がってしてしまったことで、オープンにする交友関係まで公開することになって”煩わしさ”を感じてしまうということ。確かに、ボクも、普段会う(会える)友人と、”あえて”フェイスブックって必要なのでしょうか?ただ、リアルに知っている人からフレンドリクエストが送られてきて、それを「無視」「拒否」することというのは、なかなか難しいものです。

知る必要のない友人の行動をフェイスブックで知って、不愉快になるってことも多々あったりします。アメリカの女友達には、気になる男友達がいたらしいのですが、いつしか彼女の友人でもある女性がその男性と付き合い始めたそうなのです。勿論、3人ともフェイスブックではフレンズ同士・・・そのうち、二人がデートに出掛けたときの画像などをアップし始めたのだから、彼女は相当凹んでしまったそうです。彼らのウォールを非表示に、「即」設定したことは言うまでもありません。別に恋愛関係だけでなく、友達同士だって、家族同士だって、知らなくて良いこともあるわけだし、仕事関係の人ならなおさらのこと・・・繋がることが必要なとき”だけ”繋がれば良いのかもしれません

元々、フェイスブックをボクに紹介した”ある人”には、不愉快な思いをさせられました。出会いはラブラブで盛り上がっていたのですが、すぐに冷めて(笑)フツーの友達になったのですが、実はその彼・・・当初はボクも知らなかったのですが、ネットで”男漁り”を盛んにしている人で、次から次に彼と一度はエッチをしたことあるという人が現れる次第・・・おそらく、彼はフェイスブックのフレンドリストや、ウォールのアクティビティを、ボクには見せたくなかったのでしょう。ある時、彼が、忽然としてフレンドリストから、消えていることに気付きました。フェイスブック上で検索しても存在しないことになっているので、ボクのことを「ブロック」したようです。リアルでも疎遠になりつつあった間柄ではありましたが・・・あえて「ブロック」という形で「絶縁」を一方的に下されるのは、リアルで口喧嘩などして絶交されるよりも”不愉快”に感じさせられました。

フェイスブックは、基本的にリアルな人間関係の延長上にあるわけで・・・そこにある”マイナス”は、フェイスブックの問題ではないのかもしれません。不愉快なことを目の前に突きつけられられたり、前触れや説明もなく一方的に縁を切られたり・・・「フェイスブック疲れ」とは、すなわち「人間関係疲れ」なような気もします。

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