マイケル・ジャクソが急死しました。熱狂的なファンだったというわけではなかったのにも関わらず、意外なほどに、ショックを受けている自分自身に驚いています。
The Jackson 5 は、リアルタイムで知らないので、おそらく1978年の「ウィズ」の、かかし役によって、マイケル・ジャクソンという存在を僕は知ったのではないかと思います。
その翌年の「オフ・ザ・ウォール」の衝撃・・・「スリラー」「バッド」からの一連のヒット曲のビデオ・・・1992年、全米で放映されたオプラ・ウィンフリーのインタビュー番組には、釘付けになりました。
その後は、数々のスキャンダルや芸能ネタで、マイケル・ジャクソンの名前を耳にすることがっても、すでに過去のスターという存在になりつつあったのです。
時折、世界各国から報道される泣き叫ぶ熱狂的なファンの存在には、「いまだに、ここまで騒ぐんだ・・・」という違和感さえ感じていました。
それなのに・・・マイケル・ジャクソン急死のニュースを聞いて、心の中に”ポッカリ”と穴が空いたような感覚を感じたのです。
無性にマイケル・ジャクソンの曲を聞きたくなって、アマゾンでマイケル・ジャクソンのCDを検索したら、7月に予定されていたロンドン公演を控えて、LPパッケージ再現の紙ジャケ版CDが、奇しくも7月8日発売予定になっていました。
同じ時代を生きた有名人の急死というのは、自分自身の歴史と絡み合っていて、過去の一部を失う喪失感を感じさせるようです。
ベルサーチがマイアミで銃殺された時・・・
ダイアナ元皇太子妃がパリで交通事故で亡くなった時・・・
JFKジュニアが自家用飛行機で墜落死した時・・・