めのおかしブログ

〜クィア視点による獣道的映画のはなし〜

2013/08/27

ジョーン・クロフォードの過剰演技とウィリアム・キャッスルの悪趣味演出のコラボレーション・・・母と娘の確執がエグい”サイコ・ビッディ”(Psycho-biddy)の金字塔!?~「血だらけの惨劇/Strait-Jackest」~

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ジョーン・クロフォードという女優にボクが興味を持ったのは、1981年にアメリカで公開された「愛と憎しみの伝説/Mommie Dearest」というフェイ・ダナウェイがジョーン・クロフォードを演じた映画でした。養女によって暴露された継母の私生活は、彼女の50年近い女優として...
2013/07/27

過激なフェミニスト、カトリーヌ・ブレイヤ(Catherine Breillat)監督の”トラウマ”三昧・・・エッチに興味あり過ぎの”ロリータ”に萎えるの!~「ヴァージン・スピリト/36 Filette」「本当に若い娘/Une Vraie Jeune Fille」「処女/À ma sœur!」~

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ボクが、初めて観た カトリーヌ・ブレイヤ監督の作品は「ヴァージン・スピリト」でした。ニューヨークのリンカーンセンターの小さな映画館だったと記憶しています。すでに上映が始まってからかなり数ヶ月が経っていたのですが・・・『フレンチ版「ロリータ」』という宣伝により、外国語映画としては異...
2013/07/06

自分の”まん中部分”をモチーフにする”女子”アート活動家・・・ナルシシズムと自虐性のギミックに惹かれるの!~ろくでなし子著「デコまん/アソコ整形漫画家が奇妙なアートを作った理由」~

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近頃ツイッターのタイムラインで、頻繁にリツリートされていたので知った 「ろくでなし子」 さん・・・「デコまん」という自分の体の”まん中”部分をモチーフにしたアート活動をしている若い女性(とは言っても年齢不明)です。漫画家の「まんしゅうきつこ」(以前は、よりイロモノ的な...
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2013/06/27

たまには母親と息子の”いいお話”も良いもんさっ・・・ジューイッシュ・マザー(ユダヤ系の母親)は罪悪感を煽って息子を自責の念に追い込むの!?~「人生はノー・リターン~僕とオカン、涙の3000マイル~/The Guilt Trip」~

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日本では毛嫌いされる”マザコン”・・・「旦那(または彼氏)が、マザコンで」というのは、人生相談の定番のお悩みであります。また、日本人の男性が自ら「マザコン」と、自慢げになることもありません。しかし、世界的にみると、日常的に母親と息子がベッタリの相思相愛の「マザコン」が...
2013/06/23

「めのおかしブログ」が5年目突入~!・・・”エゴサーチ”で見つける「批判的なコメント」「バッシングのつぶやき」「ネガティブな書き込み」を楽しむ”皮肉屋”なの!

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この「めのおかしブログ」は、本日(6月23日)で、開始からちょうど4年になりました。 ツイッターやフェイスブックなどのSNSもやっていいるのですが・・・リアルタイムの時間軸でフローするよりも、じっくりと書けるブログの方が、ボクには合っているような気がします。 「...
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2013/06/19

バズ・ラーマン監督流の盛りまくったアメリカンドリームの映像化と純愛ラブロマンスとしての「2013年版」・・・絶妙なアンサンブルキャストでアメリカンドリームの幻滅と階級格差を皮肉に描いた「1974年版」~「華麗なるギャツビー」~

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F・スコット・フィッツジェラルド著の「華麗なるギャツビー」は、出版された当時には高い評価を受けながらも、初版はそれほど売れなかったそうです、現在ではアメリカの高校生まら必ず読まさせられる必須読書であり、アメリカ文学の最高峰のひとつというのも過言ではありません。192...
2013/06/12

不思議ちゃんアティナ・ラシェル・ツァンガリ(Athina Rachel Tsangari)監督とギリシャ映画界の”新しい波”の旗手ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos)監督の”ヘンテコリン”映画~「Attenberg/アッテンバーグ(原題)」「ALPS/アルプス(原題)」~

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ヘンテコリンな映画って、テイストが合えば「なんだか好き♡」であるし、合わなければ「なんじゃこりゃ???」と、好き嫌いが分かれてしまうものです。以前「めのおかしブログ」で取り上げた ヨルゴス・ランティモス監督の 「籠の中の乙女/ Dogtooth 」 は、奇妙であるが故...
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